第325話
オレは普段セーブしている
チカラを全解放(覚醒闘神化)し
黒騎士を渾身のチカラで蹴り飛ばし
無数のダークメテオを全て粉砕した。
黒騎士は今だ微動だにせず倒れたまま。
「ハァハァハァ…疲れた…
鎧さん!オレの勝ちだな!
見てたか?ブタオ!!
これが肉体を鍛え続けた
オレの折れない意志。覚悟だ!!」
まあ最初は血塗られた愛刀を使っていたが
最後は己の肉体のみで勝ってやったぞ!
…うん。見てたよ。
なんとなくだが
そんなブタオの声が聞こえた気がし
後ろを振り返るオレ
が、
抉れた漆黒のバスターソードが
既にオレに迫っていた。
な、なに?!!
気づかなかった…
ダークメテオと倒れている
鎧さんに意識を向けすぎた!!
いや、鎧さんは投擲してる素振りもなかったはず。
なのに?なぜだ?
くっ!よ、避けれない!!!
「グハッッッ!!!」
オレは漆黒のバスタソードの斬撃を
まともに腹に受け吐血。
膝をつきそうになるが、
元王子のオレ。
膝を屈することは断じて許されない。
死んでも許されないのだ!!
「う、ウオオオォォォ!!!」
オレは最後の気力を振り絞って
膝を付く前に立ちあがる。
が、オレはここで意識を失った。
黒騎士こと鎧さんも微動だにせず、
クロノの限定(無)から作り出された無間空間に
二人は動かないままだった。
覚醒闘神化したクロノの蹴りに倒れてる黒騎士、
漆黒のバスターソードに切られ
立って気を失ってるクロノ。
(…)
(す、すげえ…)
(クロノ最後油断したな。勝ってたのに)
(てか黒騎士、一言もしゃべらなかったな?
普段よく喋るのに…)
(鎧さん?クロノ、黒騎士と旧知の仲っぽかったが
そう呼んでるんか?)
(鎧さんってまんまやな笑)
(黒騎士の本名、鎧さんらしい!)
(やっぱりブタオの師匠っぽくないか?)
(同士討ちなら引き分けか?)
(僅差でクロノだろ。)
(いや、黒騎士だろ!クロノは死んで
黒騎士は生きてるんだから。
黒騎士は微かに動いてはいるし、最後の決め手は
黒騎士のバスターソードなんだから!)
(いやいや、死んでないだろ!
クロノ呼吸してるって!気を失っただけだろ)
(クロノサン!いますぐ救助隊を!)アメリカ少女
(クロノ…死んじゃヤダ…)魔法少女。
東国の姫も一緒に見てる
(黒騎士様!いま助けに!)
聖女。
厨二病メイドも一緒に見てる
(どちらも生きてるよ!ただどうやって救助いくの?)生徒会長
(同士討ちざまあ!
二人とも僕と戦うのが怖いんだろ!
最強はやはりこの僕だあ!)勇者
(黒騎士殿!救助隊をどこに向かわせたら?
その場所は一体どこに?)総理
と配信は盛り上がっていた。
ちなみにバスターソードは
クロノが王子のとき幼少のころ
お祭りの屋台で買ったおもちゃだが、
漆黒を当てられつづけ黒騎士の武器として
使われ続けたのちインテリジェンス
ウェポンとして覚醒していた。(知性ある武器)
主の本気で戦ってほしいとの要望で
最後の鎧さんの一手となったのであった。
なお鎧さんの意志とは関係なく動いたからか、
クロノは最後気づけなく斬撃をあび気を失う。
だが先に倒されたのは黒騎士こと鎧さんになる。
− − − − − − − − − − − − − −
読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m




