第319話
異世界中央、自国
王執務室
今はバカ息子こと元王子
現、王直属部隊総隊長がいないからか
ママンは貴族のお茶会に行った。
基本的にママン王妃は政治には関わらない。
お茶会にでたり孤児院、奴隷の視察
というのが公務となる。
「あー、東国の姫が帰ってきたとな?
報告を聞こう。」パパン王
「はっ!遠い異国へ
元王子の坊っちゃまを秘密裏に
探しに行かれてたと。
そこで出会った魔法少女なる友人を
連れて帰って来られたご様子。
成果は無しでございます。」
ちなみに元王子ことノーネームが日本に
いるのは東国の姫は報告してない。
テロリストとして国際指名手配されて
いるから、師事を仰いでるのを秘密にしている。
「成果無しって兄様…
総隊長さんはここにいるからね。
まあいないときもあるけど…」
「ふぉっふぉっ。
東国の姫君はまだ気づいておらなんだか。」
「ふむ…まあ総隊長も
自分で言うわけではあるまい。我々が
たまたまママンのお陰でバカ息子に
気づけたにすぎん。
バラさないほうがよかろうて」
「かしこまりました。
して日本という異国らしいですが
ご存知ですか?この大陸では聞かない名でした」
「知らないー。」
「ふぉっふぉっ。ワシも長く生きてはおるが
聞いたことないぞい」
「じいやも知らないか…。それほど遠くか…
もしくは新しく出来た集落か?」
「新しく出来た集落にしては
豊かそうなお召し物でした。田舎出身
などは考えにくいかと…」
「日本国!都会かあ、行ってみたいよ!」
「ふぉっふぉ。日本国…なら大陸外じゃろうて。
大陸以外はまだまだ未知じゃからのう。」
「なるほどな…
ノーネーム神国の動きも気になるしな…
西国を攻めた隣国兵は一瞬にして全部隊蒸発か…
さすがに調査したいが…。
あまりに敵が強大なら
ぜひとも総隊長のチカラを借りたいが…」
「総隊長殿は自由奔放な御方ですからね。
ノーネーム様のおチカラで西国は
今や勢いがあります。」
「西国は奴隷廃止だったよね、どうやって運営
が成り立っているのかな?」
「ふぉっふぉ、ノーネーム…彼奴は武力だけ
ではなく政治も出来るとはな。
意外じゃったわ!
して、総隊長の殿下を頼れば王妃が
怒るぞい!」
「うーむ、我が直接出向ければよいが…
どうしたものやら…」
とノーネーム神国に悩まされるパパン王だった。
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