第318話
異世界中央、自国
王執務室
コンコン
「入れ」パパン王
この異世界を武力で支配してる王
主人公の父親
「失礼致します。」メイド長
元エリートアサシン
「メイド長さん。こんにちは!」
次期女王、主人公の妹
「ふぉっふぉっ、王妃は欠席か?
また旅人の殿下のとこかのう」
幼少のとき教育係、じいや
王妃が連れてきた
黒騎士を家族はみんな元王子と今は気づいている。
認識阻害がかかり黒騎士が王子とはわからなく
なってはいるが
黒騎士のフルプレート、もとい鎧さんは
初代王から現英雄王に至るまで
誰1人装着することが許さない
神界の特級呪具。王子が幼少の頃
黒騎士ごっこしていたのは家族みんな知っていて
唯一装着出来る人物は王子と知っているから、
実はもうバレている。確信をもっているママンには
認識阻害がもう解けている。
そして王妃ママンが旅人の黒騎士にべったりで
自宅にも泊めたりし、
王直属部隊の模擬戦でも圧倒的なチカラで
時期女王、元王子の妹を下した。
そして家族一同、元王子は別人になりきり
旅人の黒騎士と生きているとして理解し
気づかない振りをしようと決めたのだった。
変につついて居なくならないようにだ。
ちなみにパパン王は、王直属部隊総隊長にと
任命していた。
少しでもみんな元王子と関わりを持ちたいからだ。
実力も、もちろん申し分ないし。
だが、
ガチャ
「あらあら、うふふ」
とママン王妃が入室してきた。
「ん、バカ息子…いや総隊長はどうした?」
「坊っちゃま…いえ総隊長殿は?」
「兄様…じゃなかった総隊長さんは?」
「ふぉっふぉっ殿下はどうした?
あ、殿下じゃなかったわい!」
それを聞いたママン王妃はムスっとした。
せっかく愛する息子が帰ってきて
甘えてくれてるのに。
最初は旅人黒騎士バージョンで
バレないようにしている息子だったが
家族のみんなも気づいたから
もう旅人の格好をしなくていいと
せっかくおしえといたのに…
これで、こちら側からボロが出て
また息子が居なくなったら怒りどころでは
すまない。
息子の元王子としては自国にはいられない
のだから。
ママンの怒った顔に一同は
「あー、気をつける」
「申し訳ございません。王妃様」
「ママン!気をつけるから!」
「ふぉっふぉっ!はて?
ワシなんか今言ったかのう?」
じいやだけがすっとぼけたのだった。
− − − − − − − − − − − − − −
読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m




