第24話

うーん　ムニャムニャ

絶賛爆睡中なオレ

時刻は15時

メイド長に会場到着するよう言われたのも15時

寝坊である。

基本的に興味無いことには怠惰なオレ。

時刻15時30分

会場

王族用VIPルーム

「ん?なんだ?決勝はまだ始まらんのか?」パパン王

コンコン　

「失礼致します。

坊ちゃまは受付にすら現れておりません…

自室で就寝中の可能性が高いと思われます。」

メイド長

「なにい！！」

「ただいまメイド隊を派遣しており

スポンサー衣装も

持ってくるよう伝令致しました。」　

「おお！よかった。　なら待ってたらくるか…」

ほっと　小さなための息

パパン王

すると

何やらがやがやしだす武闘大会会場

「聞こえる?英雄王！！」

騒がしいな…　バルコニーに出るパパン王

武闘大会会場　リングに佇む一人の少女

呼ばれてもないのにリング上に立ってた

決勝進出者　東国の姫

「あー困ります、困りますが面白ろそうだから

このままでいいでしょう」リポーター

「英雄王聞こえる??

お主の息子は私に臆した。

元々　息子に箔をつけるだけに勝敗関係なく

出場させたのでしょ?　

この決勝は無意味！　降りてきなさい！！」　

「うーん…もう少しでくるんだが…」

独りごちる　パパン王

「お主もわたしが怖いの?

わたしは今まで人生で一度も負けたことが無い！

だから願いを叶えてもらうために

この国の大会に来た　正直がっかりよ！！」

さらに叫ぶ東国の姫

全観客席からもブーイングの嵐　東国の姫の熱に

当てられたのだろう。

この見た目　麗しい姫ならばもしかしたら

英雄王に届きゆる存在なのかも…と

「はやくしろー」

「英雄王下りてこいー」

「王子とかどうでもいいわ」

「時代が変わるぞ」

「姫は独身か?結婚したい！」

ゴミも投げらてきた

「鎮まれい！！！！」　ビリビリビリビリ

パパン王の覇気　

全観客が耳を抑えうずくまる

スピーカー機材がハウリングし　

耳障りがする音　ピーーンッッと鳴っていた。

東国の姫はパパン王の覇気に当てられ一瞬膝を

付きそうになったが

ぐっとなんとか堪えていた。

額に汗が滲み

キッ！と英雄王を睨む

「時期くる。待たれよ！」　

と静かにいい残し英雄王はバルコニーから室内へと　王族VIPルームの部屋に戻っていった。

「くっ！」と覇気に当てられ即座に

言い返せなかったことに少し悔しさ

を滲ませ拳に力を入れ握った　東国の姫

するとリングにメイド衣装の者たちが担架で

一人の少年を運んできた。

リングに無理やり立たせたが　カラダが

ふにゃふにゃしてる。

それに多分寝巻きだ。一人で立ててない。

そうするとカーテンレールが敷かれ衣装チェンジ

し始めた。

「ふあーあー」　あくびをしている声が聞こえた。

ふざけてる！！と思った東国の姫

そしてカーテンレールが解かれた

すると　前に予選帰りタレをつけられ

ビンタした気の弱そな少年が

Yahoo! isekai

とデカデカと赤い文字で書かれていた

白いTシャツ　白いジャージ短パン

の格好になり　だるそうに立っていた。

まさかこいつが王子だったの?！

怒りが頂点に達した　東国の姫だった。

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