第238話
引き続きママンの護衛をしてる
黒騎士バージョンのオレ。
ママンを監視していた幼子テイマーを撃退し、
ママンに止められ手にかけることなくおわった。
幼子テイマーはすぐ撤退していき、
ママンの護衛メイド隊が血相を変えママンを追って来た。
ママンはオレを止めるため急ぎ来たのだろう。
ママンはメイド隊に連れて行かれた。
オレは遠目でママンの護衛だ。
次はお茶会みたいだ…
貴族の婦人などだろうか…。
テラスの高級カフェで、
ダラダラとみんな駄弁っていた。
とくに生産性がありそうな話ではなく
旦那の愚痴とかみたいな…
それでもママンは「あらあらうふふ」
と、いつも通りの笑顔だった。
新興貴族の婦人かわからないが
こう発言した。
「王妃様、息子の王子が亡くなって
娘のおひい様が
次期女王確定となり良かったザマスね。
この国はずっと安泰ザマス。
あの王子は聞けば魔力0。
次期王になるなど国の行く末が不安だった
ザマス!!」
おひい様とは妹のお姫様のことだ。
ちなみに時期女王。
マダムが死んだことになってるオレの悪口を
言ってる…。
まあ事実だから別にいいが…。
もともと王にもなりたくなかったし。
周りのママンと友好関係が昔からある
御婦人達は、血の気が引いたように青ざめ
はじめる。
ママンはニコニコ笑顔のまま
オレの悪口を言った新興貴族の御婦人に
手のひらを向けた。
「え?ど、どうされましたザマスか?
王妃様?え?な、なに、足が!!」
新興貴族婦人の足元からパキパキと
凍りはじめた。
ママンは氷属性の使い手だ。
「な、なにか御無礼をしたザマスか?
お、お許しを…お許しを…」
新興貴族婦人が涙ながらにママンに謝罪を
する。
が、ママンはニコニコしながら
新興貴族婦人を氷づけ
全身氷像と化した。
護衛のメイド隊が異変に気づき
急いできた。
「王妃様またでございますか…」
とメイド隊。
わりとこの光景は日常茶飯事らしい…。
新興貴族婦人も魔力持ちだから死んでは
いないだろう。
ちなみに魔力が無い人間はほとんどいない。
稀にいるが基本、皆等しく劣等生扱いだ。
ちなみにオレもそのうちの1人。
メイド隊は氷の氷像を着払いで、
新興貴族婦人の家に送る書面を書き始め
運送会社に届けに行った。
そして何事もなかったように、
貴族御婦人のお茶会は再開されたのだった。
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