第220話 48〜50階層ボス
奈落48階層
吸血鬼は、
自身の血を吸わせた剣
ブラッドソード。
対するアメリカ少女は覚醒状態
6対12枚の翼から一点集中ブラックレイ
血の斬撃と
漆黒のレーザー
拮抗していたが、
オレの体液をいつもより
多く取り込んでいたからか
威力はアメリカ少女が勝り
吸血鬼が消滅した。
確かアメリカ少女は
昨日オレの体液を口からも摂取してたし
最後にはもちろんお互いに繋がりもしてる。
だから威力がいつもの2倍だったのかな?
知らんけど
「や、やりました…クロノサン…」
と全てのチカラを使いきり
翼は消滅。息も耐え耐え
あとクロノサンって…
オレいまは覆面レスラーなんだが…
まあ別に正体隠してないからいいが…
とりあえず
「ウォぉぉぉ!」
よくやったな。
と言っといた。
(ハロー!)
(す、すげえ…)
(アメリカ少女やっぱり処女じゃない!
認めた!)
(あいては?!)
(クロノしかいないだろ)
(いまは覆面レスラーだけどな)
(あのおっぱいめちゃくちゃにしたんか)
(いいなあ!裏山!
けど漆黒堕天バージョン強いな)
(覆面レスラーをもうクロノって呼んでるし!)
(ヘイ!リーダー!ナイスファイ卜!)
アメリカ男子
(か、勝ちましたね?!
おめでとうございます)聖女
(だ、誰に抱かれた?ゆ、ゆるさん!
アメリカ少女ちゃんの処女と爆乳は僕のだ!)勇者
(おめでとう!やっぱり強いなあ!
伊達にギルドランキング1位のリーダー
やってないね。)生徒会長
(おお!娘よ、勝利おめでとう!
娘もアメリカンヒーローだ!)
大統領
「あ、す、スミマセン覆面レスラーサン!
名前間違えてしまい…」
「ウォぉぉぉ!」
気にするなと、次の階層を最後にしよう!
そしてオレが一人でやる!
後ろでゆっくりしててくれ。
と紙に書く。
「ハイ!わかりました。
頑張ってください!
あ、あと頑張ったご褒美にキスを…」
照れながらお願いするアメリカ少女
オレは
「ウォぉぉぉ!」
と、いいアメリカ少女の
頬へ口づけをしようとすると
「チュッ」
頬に唇がつく、瞬間位置を自分の唇へと
変えたアメリカ少女。
普通にキスしてしまった。
配信してんだろコレ?
コンプライアンス大丈夫か?
知らんけど
「あ、ありがとうございマス!
覆面レスラー…大好きです!」
ギュっとオレに抱きつくアメリカ少女
と、次はそのままお姫様抱っこし
奈落49階落層へ下りた。
アメリカ少女はオレの首に手を回し
すごく密着してきた。
なんで女の子ってこんなに柔らかく
気持ちいいんだろう。
と邪な考えばかりしているオレ。
と、
「クハハハ!弟はやられたか!」
次は
吸血鬼兄だった。
オレはアメリカ少女をそっと降ろす。
そして
「ウォぉぉぉ!」
と言い、いきなり開幕タックル!
問答無用
先制攻撃フライングタックルだ!
「な、なんだコイツは?!
なんだこのパワーは?!」
電車道。
吸血鬼兄の腰を持ちそのまま前進。
壁に激突させた。
この時点で吸血鬼兄の意識はもうない。
が、オレは吸血鬼兄を逆さにして上空に投げ
オレもジャンプ。
吸血鬼兄の頭をオレの足で挟み
吸血鬼兄の足はオレが手で掴む
空中パイルドライバーだ。
と、また地中深くにめり込ませ
魔石になっていた。
「ウォぉぉぉ!」
人差し指を天高く指した。
すると、
思ったよりパイルドライバーの威力が高く
地面の底が抜けた…
オレは先の戦いで
慢心創痍なアメリカ少女を再度お姫様抱っこし
一緒に落下する。
すると、ドシンッッ!!!
一階層分くらい落下したみたいだ。
来るつもりない
奈落50回層
ボスの間に来てもうた…
「ふ、覆面レスラーサン!
ありがとうございマス。
今はもう体力が残っていなく…
スミマセン…」
「ウォぉぉぉ!」
気にするなと紙に書く。
「妾の眷属はやられたかえ?」
奈落50階層ボス
吸血鬼の女王。
ゴスロリチックだ。
「お前達!生きて帰れるとは
思わないでくださいな!」
と吸血鬼の女王が言い、
自身を爪で刻み血が浮遊する。
「死んでくんなまし!血月牙!」
三日月上の血の斬撃
が無数に飛んできた。
うわ、コレプロレス技じゃ無理!
一人ならともかく、アメリカ少女に被弾するわ!
それはダメだ!
だから
覆面レスラーの格好のまま
「顕現せよ!」
とオレは言う。
血塗られた愛刀は東国の姫に
貸したままだから、
自分の漆黒を剣にし創造した。
漆黒の剣が何処からともなく
顕現された。
(鎧さんこと漆黒の仮面が)
オレは漆黒の剣を握り
漆黒の斬撃を繰り出した。
吸血鬼の女王の血月牙をあっさり飲み込む。
「な!なんと…
おぞましいチカラでありんすね…」
冷や汗をかく吸血鬼の女王
「お前では勝てん
降伏しろ!」
覆面レスラーの設定をすっかり忘れ
クロノになってるオレ
「ふ、ふざけないでくんなまし
剣よ、妾の血を吸え!」
先の吸血鬼と同じ技だ。
剣に血を吸わせ威力が上がるらしい。
か、カッコいい!
お、オレも負けじと
「漆黒の剣よ、我が血を吸え!」
と真似した。
とくになにも起こらない。
漆黒の剣も困惑してるのが伝わる。
お、お前意思あるんか?
演出だよ
演出!
頑張って!
オレは自身の爪で指を少し傷つける。
ほんの少し血が出た。
漆黒の剣が気づき
血を吸ってくれた。
ドクンドクンドクンドクン!!!!
激しく脈打つ漆黒の剣。
漆黒の剣から血のオーラが
竜巻のようにうねりだす。
「ひッ!」
吸血鬼の女王は圧倒的なチカラの
差に気づき尻もちをついた。
「どうした?
早くお前の奥の手を打て!待ってるんだぞ!」
「こ、降参でありんす…」
「ダメだ!!」
この漆黒の剣、オレの血を纏ってるバージョンを
放ちたいんだオレは!!
「う、う…そんな…」
泣きながら漏らしてる吸血鬼の女王
「奥の手を打て!さあ!さあ!!さあ!!!」
「う、うわぁぁぁ!!」
泣きながら特大の血月牙を放つ
吸血鬼女王
「黒血牙」
オレの漆黒と血を月牙として
斬撃にし飛ばした。
一瞬で吸血鬼女王の血月牙を飲み込む。
余波で吸血鬼女王どころか、ダンジョン崩壊
いやアメリカ崩壊
地球爆散だな…
むしろそれでは済まないエネルギー量だ。
「霧散せよ。」
と吸血鬼女王の前で黒血牙を
オレの固有能力
限定(無)で消滅させた。
ずっと号泣してる吸血鬼女王。
オレは近くに行き頭を撫でる
「あー、いい奥の手だった。
なかなか良かったのではないか?」
知らんけど
「許してください、許してください!
御慈悲を!御慈悲を!」
吸血鬼女王は土下座し謝り倒してきた。
「ああ、討伐はしない。
だが、いずれこの子がお前の前に現れるだろう。
そのときは戦ってくれるな?」
とアメリカ少女を指さす。
深層40歳層
オーラ騎士対厨二病メイド、聖女
みたいにアメリカ少女にきちんと倒してもらうか。
オレばかりがいいとこ取りはいけない。
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