第215話 44〜46階層 クロノ 魔法少女ギルドカード
オレは今アメリカダンジョン内にいる。
以前、東国の姫に振られ
自暴自棄のところを、
アメリカ少女に助けられ、来たことがあるからだ。
オレに無理に抱かれてでも助けてくれた
アメリカ少女のチカラになりたく、
アメリカダンジョンの悪魔軍勢
もとい害虫駆除をしたら英雄視された。
黒騎士邸は東国の姫が
来そうだからアメリカへ逃げてきたクロノのオレ。
オレは東国の姫から受けるストーカーで心身疲弊
してる…
もちろん嫌いではないし、
いまでも愛しているし、愛らしいと思ってはいるが
さすがに疲れた。
ストレス発散を兼ねて
魔物を殺るか…!
アメリカダンジョン奈落44階層からだ。
血塗られた愛刀は東国の姫に
貸したままだから無手だ。
ちなみに魔物は武装したトロール。
オレは黒龍拳を…
は、以前使ったからなあ…
どうしよ?
とりあえず
息を大きく吸う。
するとオレの全身から漆黒のオーラが
立ち昇り、大気を振るわせる。
そして足にそのチカラを集め
おっと…いかんいかん!
このまま繰り出したら
余波で壁が貫通し、ダンジョンが崩壊し
他の被害が出る…
だから遊び心で、漆黒のオーラを
龍の形に模し
「せい!!」
と軽く蹴り黒龍蹴を放った。
ドゴゴゴゴッッッッ
と地面をエグリながら蹴圧が
武装トロールを貫通。
さながら龍みたいにうねりながら
次の階層メタルナイト(スライ厶に乗った騎士)
までを全てを飲み込み
消滅させた。
「押忍!」となぜかいい出来に満足し
掛け声した。
45階層は余波で倒してしまいーの、
46階層は
オルトロス。
頭がニ頭ある犬。
ノーネーム拠点の飼い犬をしつけたことが
あるオレ。
慣れたもんよ!
「おいでおいで!」
「グルぁぁぁぁぁ!!」
と咆哮を放ち
頭に噛みつこうとしてきたオルトロス。
「…お前…やっぱり可愛いくないな…
あっち行け!」
懐く気配無し!
オレはオルトロスの噛みつきに
合わせ頭突きを喰らわせた。
牙を折り、オルトロスの頭一つを爆散させた
頭が一つになったオルトロスは逃亡を計る
が…
「逃さんよ!」
漆黒を握り潰し
ダークニードルで下から串刺しにした。
あれ、これは黒騎士で使ってたっけ?
つい刀メインのクロノでつかっちゃた!
いつか、うっかりして正体が
バレないようにしないとな…
オルトロスはデカい魔石になった。
満足満足!
と、アメリカギルドへ帰還したクロノのオレ
魔石は魔法少女とパーティー組んでるから
折半にしてもらった。
氏名 姓クロノ 名キシ
技能レベルや、功績 経験歴
世界初特級探索者
アメリカの救世主 四天王最強級悪魔討伐
剣(刀)の達人
三段突き 九頭竜突き
秘剣焔(魔法少女との複合技)
抜刀術二段構え
格闘術の達人 (近、中距離型)黒龍拳 黒龍蹴
槍の達人 (中距離型) 水龍。真名トライデント
(ダークニードル)非公開
パーティー在籍中 現在2名
最高到達階層 46ソロ時 達成歴代パーティー1番目
現最高到達記録保持者
残金29億1409万8000円
ギルドラランキング 7位
魔法少女 ギルドカード
技能レベルや、功績 経験歴
元ランキング1位 勇者パーティー在籍歴有
アメリカ悪魔軍勢討伐に参加
遠距離魔法
火 火炎大車輪(クロノとの複合技)
上級者
最高到達階層 46 達成歴代パーティー1番目
現最高到達記録保持者
43階層敗退
(パーティーメンバーは46層ソロ達成済)
ギルドランキング 7位
アメリカギルドは大歓声に包まれ
オレを歓迎してくれた。
未到達記録更新したからだ!
まあオレからしたらストレス発散に
行っただけだど歓迎されたら嬉しいな。
日本ではなくアメリカに来てくれてありがとう
とか
アメリカのヒーローが来たとか。
他国から来たのにすごい歓迎だった。
前の国難、害虫駆除をしたのもあるだろう。
ギルドでみんなお酒を飲み騒いでいた。
アメリカはスタンピードとは無縁だと、
みんな喜びフレンドリーだった。
またニュースやSNSで
大々的にアメリカにて未到達記録更新が発表され
アメリカ少女、魔法少女はクロノが
アメリカにいるのを後に知る。
すると
「ヘイ!クロノ!」
とアームレスリングを挑んできた。
アメリカ人
お!いいねえ!
小さいときはよく、パパン王やじいやとしてた。
「カマン!カマン!」
と言われ
手を握るオレ
どこからか審判が来て
「レディーファイ!!」
と掛け声がかかる
そして
ガシャンッッ!!
机を破壊し
対戦相手を床にめり込ませた!
ヤベッ
「だ、大丈夫か?やりすぎた」
といい、エリクサーをかけた。
「センキュー!クロノ!
アメリカンレスラーはタフなんだぜ!」
と周りから
あいつ世界一のアームレスリングチャンピオンに
勝ちやがった!
特級探索者だから当たり前だろ!
強すぎだろ!
とまた大歓声があがる。
と、先ほどのアームレスリングチャンピオンが
自己紹介してきた。
なんと!同じ日本魔法探索者学園2学年Aクラス
アメリカ少女率いる
ギルドランキング1位パーティーのメンバー
アメリカ男子だった。
学園では勇者パーティー
勇者やタンクとつるんでいる。
あとアメリカンレスラーもしてるらしい。
ちなみにオレは2学年Fクラス補欠…
先の健闘を称え硬い握手をし
「ヘイ!クロノ!
ホテルは取ったか?」
アメリカ男子
「いや…野宿だ!いまは日本にいたくない」
東国の姫に精神をえぐられる
「オー!ジーザス!
オレの家に来いよ!」
「いいのか?」
「イエス!」
「助かる」
と、なにやら
アメリカ男子の家にお邪魔することになった。
なかなか豪華な家だった。
さすがギルドランキング1位のパーティーメンバー
さらにアメリカンレスラーと
アームレスリングチャンピオンだ。
家政婦などもたくさんいた。
一緒に飯を食い
一緒に風呂にも入った。
サウナもあり、気持ち良かった。
「クロノ!明日は予定あるか?」
「いや、ないが!」
「プロレスしようぜ!」
「ルール知らんがいいぞ!」
「センキュー!!」
と拳を合わせた。
次の日になり
熊の毛皮みたいなのを渡された。
覆面とマントのセット。
そしてピチピチパンツ
おーこれなら誰もオレとはわかるまい。
まあ別にクロノってバレても構わないが
謎の覆面レスラーになった気分だ。
そしてルールを軽く教えて貰い
アメリカ男子の自宅にある
訓練場もといリングの上にあがり
一緒に練習した。
周りにはコーチやら
他のアメリカンレスラーが見学に
来ていて賑やかだった。
ちなみにアメリカ少女は
クロノがアメリカダンジョンで
未到達記録更新のニュースを聞き
ギルドをウロウロし、
クロノを探しているのだった。
魔法少女は情報がまだ届いてなく、
築一ニュースをみている訳ではないから
出遅れていた。
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