第211話 ダンジョン深層35階層
わたしは東国の姫
黒騎士殿に出会い
王子がこの星にいるのを確信した。
だけど、黒騎士殿が王子を討ち取ったと言うから
わたしは激昂し襲いかかってしまったわ…
側近のメイド、聖女
共に怒りをかってしまい…
今後の御目通りは難しいそうね…
またいつかお会いでき
情報がもらえたらいいけど
難しい気がする…頑なに黒騎士殿は
話たがらなかったから。
まあいいわ…。
それでもわたしは愛する王子を探すだけ。
とりあえず学園の編入挨拶は終わったから、
あしたからは探索者活動で
この国のお金を稼ぎ、引き続き情報集めよう!
たまに学校にも顔を出さないとだね!
魔法少女が喜んでくれるはず!
お風呂に入り、
またというか
いつも通り王子のことばかり考えてた。
お風呂から上がり気がつけば寝てた。
すると…
ん?
なんか胸…触られてる…?
ち、痴漢が侵入してきたの?
と、思ったら魔法少女だった。
びっくりしたよ…もう!
「なんでお主がわたしの布団の中で寝てるのよ?」
「うーん、むにゃむにゃ…
昨日ご飯持ってきた…」
「それは、ありがとう…
あと胸揉まないでくれる?」
「ごめんごめん…手頃な大きさだったから…
つい…」
「お主はぺったんこなのに?」
「一番言ってはいけないこと言ったなー!」
と魔法少女がわたしの腰をくすぐってきた。
「ご、ごめんごめん!!謝るから
謝るから!アハハハ!やめて!」
「許す!」
「はぁ…はぁ…昨日は黒騎士殿のとこ
でいろいろあったから疲れてすぐ寝ちゃって
たみたい…」
「ご飯持ってきたのに反応ないから心配した」
「そうだったんだ。ありがとう
いまから一緒に食べよ。」
「うん」
「あといきなり布団の中入らないでよね!
胸も揉まないで!」
「善処する…」
「あー、この!!」
とわたしは魔法少女に腰をくすぐり返した。
「わ、わかった!わかったから!
やめてー!キャー!!」
と、軽く二人でシャワーを浴び
歯を磨く。
そして昨日持ってきた魔法少女の夕食を
朝ご飯として食べた。
「学校今日どうする?」
と魔法少女から尋ねられた
「今日はいかないわよ。
この国のお金を稼ぎながら
引き続き旦那の、情報収集よ!
だからダンジョンに行くわ!」
「わたしも行く!」
「いいの?」
「うん。どうせ学園は一人ボッチだから…」
「そっか…ならあしたはわたしと
一緒に学校いきましょ!
あと一応ダンジョンに行く前に黒騎士殿に
謝罪しに行きたいかな…。門前払いだろうけど…」
「わかった。ついて行く。」
と朝食後に歯磨きし
後、身支度を済ませ昨日行った黒騎士邸に
向かう。
そして立派な門構えの前へと到着。
また今にも動き出しそうな石像と
甲冑騎士が両端に佇んでいる。
そして黒騎士邸敷地内に足を
踏みいれたその瞬間!
石像と甲冑騎士から手が
出て通せんぼされる
「え?うごいた?」
びっくりするわたし
と魔法少女
「あ、あの、ギルドに行きたいの…
通してくれないかしら?」
と尋ねてみたら
石像と甲冑騎士が首を横に振る。
はぁ…やはり門前払いか…
わかってはいたけど
悲しいな…
「帰ろっか…」とわたしは言う
「うん…」
トボトボ二人で歩いていたら
背中から肩を叩かれた
振り返ると昨日のギルド受付の母親だった。
「あ、あの…旦那様…
黒騎士様があなた方にコレをと」
中身をみたら
神秘の秘薬、エリクサー
死んでさえいなければどんな傷をも
癒やすという伝説の液体…
が10本入ってた。
「い、いえ、今日は昨日の無礼を
謝罪しに来ただけであって!
う、受け取れないわ!」
「お願いします!受け取って下さいませ。
でないとわたしが黒騎士様に叱られて
しまいます!」と焦る母親
はぁ…仕方ない…
「で、では預からさせてもらうわ。
いつか必ずお返しするとお伝えを。
あと重ね重ね
昨日のわたしがした無礼に謝罪をと」
母親に向かい深々とわたしは頭を下げた。
「かしこまりました。
黒騎士様はあなた方を非常に心配して
おいででした。なにかに困ったらチカラに
なると、ただ…お会いにはならないようでして…」
「そうなの…
いえ、ありがとう。感謝をするわ。」
と再度母親に深々と頭を下げた。
母親も頭を下げ、ギルドへ戻って行く。
「な、なんか思ってたより
すごく親切だね…黒騎士殿は…
門前払いはされたけど、嫌われてはいないみたいで
良かった…」
とりあえず一安心し
やっぱりなにか王子の…
わたしの旦那について話せない
事情があるのだなと、思ったわたし。
「うん、さすがわたしの初恋の人!
悪い人ではないって言った通りだったでしょ?
今から東京ギルド本部のダンジョンへ行く?」
「うん!生活基盤整えたいし!
この国のお金稼いで生活費にしないと。
あとこの国の服や下着もほしいし。」
「手伝う!」
「いいの?」
「友達だから!」
「ありがとう!なら一緒にいこ!」
と魔石は折半にすることにし、
臨時パーティーを組み
ダンジョンへ行くことになった
深層35階層
前回の続きだ。
フルプレートのオーク
「配信していい?わたしだけだとあんまり誰も
みてないけど」
「配信?」
「これ!」
と魔法少女が指差す浮遊する物体
「映像宝珠みたいな感じ?」
「そう!一応見てくれる人は少ないけど昔から
見てくれてる人いる。
本当は学園長のおじいちゃんがみたいって
いうのと、心配されてるから。
万が一救助するとき早く通報したいって」
ちなみにアーカイブは残していない。
魔法少女自体配信は面倒と思っていて
仕方なくだからだ。
「いいよ!これに挨拶したらいいの?」
「うん!わたしはしないけど」
「こんにちは!皆さん!
国主の娘、東国の姫をしてるものよ!
臨時パーティーだけど。
特級探索者の彼氏さんじゃないけどよろしくね!」
(はじまってるよ?)
(おーい)
(魔法少女ちゃん久しぶり!あれ?相方
変わってる)
(臨時か)
(か、かわいい)
(和服美人)
(刀使いか)
(前回、魔法少女ちゃんの配信に映ってた人だ)
(美しい…)
(僕の嫁だ!姫!はやく抱かせろ)勇者
(編入生じゃないか)生徒会長
(編入生の方でしたか?!
一応見に来ました。あと特級探索者の
彼氏はワタシの予定デスが!)アメリカ少女
(孫を、よろしくお願いしますじゃ)学園長
と、特級探索者クロノと未到達記録更新のときは
同接1000万くらい
魔法少女ソロだと1000未満
今回は一万くらいからの同接でスター卜したの
だった。
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読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
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