第208話
わたしは東国の姫
魔法少女のご好意で
日本魔法探索者学園の女子寮に
今は住まわせてもらってる。
昨日の夜は眠れないからか
王子を想い自慰を…
したけど、満足出来ず…
途中でやめた。
おかげで欲求不満なまま寝不足で起床。
「うーん、眠い…」
すると
コンコン
ガチャ
「学校行こ!」
魔法少女が来た。
「ごめん…いま起きた…」
「むう…かなり早くきたから大丈夫。
はやく準備して!」
わたしはバタバタシャワーを浴び
軽くメイク
と言っても日焼け止め入りの下地
くらい。
ドライヤーで髪を乾かし櫛でとく。
ストレートでサラサラだ。
それから歯を磨く。
朝ご飯はあんまり食べない派だ。
ちなみに今日は編入試験。
学科と
実技
学科は簡単だった。
魔法の基礎や知識などで
実技は的を魔法で破壊すればよかっただけ。
わたしは雷属性だから
天空から落雷させ簡単に破壊出来た。
わたしはAクラスになれた。
ちなみに魔法少女の彼氏は
Fクラス補欠合格で入学していたらしい。
ほぼ登校していないとのこと。
クラスは魔力でランク分けされており
Fクラスということは魔法が使えないということ
だろうか…。
なのに世界一強い
世界に1人しか存在しない
特級探索者…
身体能力だけで登りつめたのだろうか…
そうだとしたら凄いなんてレベルではないわね…
人種ではたどりつけない境地
闘神と言ったところかな…
いつか会える機会があればどれほどの
技量か見てみたいものね。
魔法少女が言うにはすごい責務をおっていて
全然会えないらしい。
まあどこの星、国もやはり強者は
忙しいみたい。
そして学園長と面談し
Aクラスの制服が渡されたわたし。
孫と仲良くしてくれてありがとう
と、
魔法少女のことだ。
あと話がすごく長かった…
けど、人の良さそうなおじいさんだった。
そして2学年Aクラスに案内され
先生から
「では入って来なさいと言われる。」
「失礼するわ!」
と言い入室すると
ワーワー大歓声があがる
可愛い。
いや美人すぎる。
彼氏いるのかな?
お友達になりたい!
オレの嫁に!
胸は普通かあ。
などなど男性の方が盛り上がっていた。
「えー、学園長の推薦による編入生だ!
すごく遠い東国のお姫様らしい、
みんな仲良くな!」先生
「はじめまして、皆様!これから
よろしく頼む!」
とわたしは軽く挨拶をした。
休み時間になるとあっという間にわたしの周りに
人だかりが出来た。
「か、彼氏いるの?」
「恋人になりたい!」
「可愛い」
「美人だ。」
「僕は勇者だ、結婚してやろう!」
などなどクラスの男子に囲まれた。
「わたしは既婚者よ!!」
「人妻?結婚はやすぎだろ」
「どこの外国なんだ?しかも姫とは!」
「き、既婚者?」
「くっ!傷ものか…」
「寝取りでもまあいいか!よし!
東国の姫よ!いまからホテルにいこう!」勇者
「かなり遠いとこよ。
あと不埒な真似をしたら切るから!
旦那以外の異性には触られたくないの!」
わたしは男共に殺気を出すが
「なんだと!僕はギルドランキング元1位、
今は101位の勇者だぞ!」
と、一人の男だけは怯まずこちらに歩みよる。
わたしは刀に手を添えようとしたが…
「やめて!わたしの友達にひどいことするなら
許さない!」
魔法少女がわたしの前に来てくれて庇ってくれた。
すると援護射撃が
「やめなよ!」
「やめようね!!」
「やめてクダサイ!」
と三人の美少女からも注意をされ
「ちっ!まあいい今日は許してやる…
必ず嫁に、してやる!
あと聖女!お前は愛人に降格だからな!」
と、勇者を名乗る男は捨て台詞をはいて
取り巻きと去っていく。
「じゃあな」タンク
「アディオス」アメリカ男子
「ありがとう、助かったわ。」
魔法少女と助けてくれた三人の美少女に
お礼をいう。
「「「どういたしまして!」」」
と聖女、生徒会長、アメリカ少女と
名乗る女子達だった。
次はクラス女子達にあっという間に囲まれ
質問攻めされた。
すると魔法少女はトボトボと一人
自分の席に戻り、寝た振りをしているのに
わたしは気がついた。
たしか学園で、友達が一人もいなく
いつも一人ボッチと言ってたわね…
「質問に答えたいのだけど、
わたしはあの子も仲間に入れたいの!」
と魔法少女の方を向いて言うわたし。
すると…
「あの子はちょっと…」
「やめたほうがいいよ」
「いきなり暴れたりするし」
「いつも情緒不安定なんだよ!」
「ウザいし」
「彼氏自慢ばかりで!」
「彼氏がいないとオワコンの
癖に生意気なんだよ!」
とモブ女子達がヒソヒソと教えてくれる。
「そうか…なら仕方ないわね。」
わたしのこの発言が聞こえたのだろうか、
ビクッと魔法少女の肩が一瞬あがる
そして
「本当は寝てないでしょ?」
とわたしは魔法少女の机の横に立つ。
「う、うん…」
魔法少女
「わたしとお話してくれる?」
「いいの?」
「うん!友達でしょ!」
「ありがと…」
周りは誰も近寄って来なかった。
今は二人で仲良くおしゃべりしてる。
まあ確かに先ほど言われてた彼氏自慢だった。
「でね、わたし達相性ピッタリで
わたしのファイアを刀に纏わせて魔物を
切ってね、カッコよくて。
それでね!
攻撃が来てもわたしをいつも守ってくれるの!」
だからわたしも負けじと
「わたしの旦那なんか、残像って言って
切ったつもりが姿が消えていて、すでに背後に
いるのよ!
ドラゴンも使役しているのよ。」
とお互い笑顔で自慢しあう。
「凄いね!さすがにドラゴンはいない。
あ、けど同じくらい強いって言われてる
黒騎士がドラゴン飼ってるよ!
見たことあるけど凄かった!」
「そんな人いるんだ! 黒騎士殿かあ…
ドラゴンを飼うくらいなら
ドラゴンより強いのかな?」
「多分…世界で一番か二番目に強いって
論争が繰り広げられてるくらい」
「そうなんだ!その人は探索者?」
「一応?あそこにいる
総理の娘、聖女の主人に今はなってて。
ダンジョンも同行しかしないみたい。
けど負け無しで強さは圧倒的。」
「すご!なら学生でもないんだね。」
「ただ最近依頼を受けるって言って
ギルド一般解放してるけど、まだ誰の
依頼も受けてない…凄い倍率みたい…」
「いつかお金が貯まったら
旦那の捜索依頼してみようかな?」
「依頼受けてくれたらいいけど…
多分難しいよ。けど、行くだけ行ってみる?」
「うん!もちろん!」
とわたしはこの世界で一、二を争う強さを
誇る黒騎士殿に依頼をいつかしたいから、
先に様子見というか下見に
魔法少女と行くことになった。
− − − − − − − − − − − − − −
読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m




