第182話 ダンジョン奈落43階層
オレは東国の姫に振られた…
いやそれどころか完全に拒絶された。
オレと一緒になれ!と言ってしまった…
自分の事しか考えず、感情のままに…
狼藉を働き強引にキスしようとしたら、
やめてと言われビンタされた。
泣かせてしまったな…。
…
とりあえず東国にも自国中央にも
西国ノーネームの拠点さえも居場所がなくなった。
東国の姫には拒絶され、
自国では死人。
ノーネームの拠点はメイド長を助ける
ため獣人亜人を裏切り…。
オレは一体なにをしてるんだろうか…
なにがしたいんだろう…
とりあえず日本のダンジョン、
奈落43階層へ転移した。
以前魔法少女と来たが、
撤退した階層だ。
血塗られた愛刀は東国の姫に渡したままだから
今は無手だ。
そして、
機械兵と接敵した。
手が20本くらいあり、
それぞれに武器を構えてる、
中には弓や投擲用のナイフ。
いまはオレ一人だから、後衛を守る必要もなく。
また血塗られた愛刀もないため、
剣技の修行でもない。
ただただ敵が鬱陶しく
「消えろ!!」
と漆黒のモヤ出して一瞬で押しつぶした。
そしてオレはフラフラとダンジョンを
彷徨った。もう、なにも考えたくなく、
ただただフラフラしていた。
魔物が襲ってきたかも、わからず…
反撃もせず。まあノーダメージだが…。
1日か、2日か、一週間か…
歩き疲れてはいないが、
歩くのがだるくなり…
座る…体育座りして顔を俯かせ…
ボーっとしていた。
はたまた1日か、2日か、一週間か…
たったころ、
ダンジョン内で声がした。
深層39階層
「ん?誰かいるな?一人?」
「ヘイ!ミスター!」
「特級探索者だっけか?」
「どうしましたか?ん?あれは…クロノサン!?」
アメリカ探索者チームだった。
「すみませんが今日はここまでにして
帰還しましょう。
ワタシがクロノサンの介抱をします!
いいデスか?」アメリカチームリーダー
ギルドランキング1位 アメリカ少女
「「「イエッサー!!」」」
とチームメンバーは撤収していった。
「クロノサン!クロノサン!」
アメリカ少女が声を掛けてきた。
「お前か…もう放っといてくれ…」
「なにかあったんデスか?」
「もうオレは何もしたくない…
もう疲れた…」
「なにがあったかはわかりません…
けど放っとおけません!」
「うるせえなあ!!放って
おけっつってんだろ!!!
鬱陶しい!もうオレに構うな!!」
怒鳴るオレ
今考えたらみっともない八つ当たりだった。
クロノの豹変振りにびっくりするアメリカ少女。
「わ、ワタシは誓いました…
自身の神キリストに!どんなことがあろうと
アナタの味方だと!生涯誓いました!
放っておけません!」
「なんだとぉ!!お前も口先だけだろ!
そうやってオレは結局最後には拒絶された!!!
もう誰も信じれん!!」
元王子を愛してくれた東国の姫
ノーネームのオレになっても愛してもらえる
と勝手に思ってた。だが拒絶された。
元王子とは別人だからだ。
元がオレなのは変わらないのに…
東国の姫はまだ元王子を愛していた。
それに対しオレは子供のような癇癪を起こした
だけだった。
相手の気持ちなど一切考えず
ただ自分の欲望のためだけに…。
「わ、ワタシはクロノサンの味方デス。
し、信じてください!!」
オレが豹変した恐怖からか、
悲しさかはわからないが涙を流す
アメリカ少女
「信じられるかよ!もうオレは
なにもしたくない…。」
「どうしたらワタシを信じてくれますか?」
オレはアメリカ少女があまりにしつこいから、
さらに鬱陶しく感じ、
早く帰らせるよう最低な言葉を吐く
「うるせえなぁ!さっきからお前!!
目の前から消えろっつってんだろうが!!
犯すぞ!!!!
…だからさっさと帰れ…。
そしてもう二度とオレに関わるなよ!
顔を見たくない!
もう誰とも関わりたくないんだ…
一人にしてくれ…」
「わ、わかりました…。」
ふう…やっと一人になれた。
もう疲れた…
なにもしたくない…
なにも考えたくない…
と、思ったらカチャカチャ
と音がする。
アメリカ少女は装備している
ライトアーマーと服を脱ぎ
白の下着姿になる。
そしてリフレッシュなる
身体を清潔にする魔道具を使い
自身とオレの身体も清めてくれた。
「は、恥ずかしいデスね…
ワタシ未経験なので、無作法があったら
申し訳ないデスが…
どうぞよろしくお願いしマス。
ワタシをアナタの好きに犯して下さいね!
ワタシはアナタの役に立ちたい!!」
と白の下着を身に着けたまま
オレは抱きしめられた。
「お、おい!!」
目の前から消えないと犯すとは言ったが、
もちろん本気ではない!
さすがに予想と違い焦るオレ。
「初めてが野外…いえ
ダンジョンなんてちょっとスリルがありマスね。
この階層なら男性探索者で到達してるのは
黒騎士サマくらいでしょうか。
あとはワタシのアメリカパーティーデスかね。
いま帰還したばかりデスが…。
もし、戻って来たらクロノサンの身体でワタシの
裸が見られないようにガードしてくださいね!
アナタ以外には裸見られたくないんデス!」
とキスをされるオレ。
オレは頭が真っ白になる。
なぜだ?
なぜオレなんかにここまでする…?
「拒絶されたと言われてましたね、
クロノサンが悲しみ絶望するほどの…
それほど大事な方からだったんでしょう…。
どなたかは察しがつきますが…
デスが、今は忘れてワタシだけを…
見てください!
少しでも気が紛らせたら嬉しいデス。
ワタシはクロノサンの全てを受け入れますから。」
と、舌を絡めてたアメリカ少女。
以前もそういや、この子としたな…。
オレとお前の親愛の証しだっけか…。
キスをしながらオレの手が掴まれる。
アメリカ少女の豊満な胸に
もってこられた。
アメリカ少女は自分でブラジャーをズラし
オレの手に自分の手を重ね
胸を揉んだり柔らかな突起を摘んだりしてた。
もう片手も掴まれパンティーの中へと
誘導された。
オレは何もせず、ただただされるがままだった。
「クロノサンお嫌ではないデスか??」
「…」依然頭が真っ白なオレ
「大丈夫デス!今は何も考えず
ただワタシのぬくもりを感じて下さいね!」
とアメリカ少女はオレのズボン、下着を脱がす。
そして自身の白パンティーをズラし
オレ達は一つに繋がった。
アメリカ少女は苦痛に顔を歪ませながらも
腰を懸命に振る。
オレはとろけるような気持ち良さ暖かさで
満たされていく。
オレはアメリカ少女の中で果てた。
アメリカ少女もすぐ、ぐったりして
こちら側に身体を預けてきた。
対面に抱き合ってるかたちだ。
だが凄く汗をかいていた。
苦痛を我慢しオレを受け入れたからだろう。
オレはやっと自分が
なにを仕出かしたか、
自分が自分に戻る感覚になれた。
「オ、オ、オレはお前になんてことを…」
アメリカ少女の股から出血がある。
オレは急いでエリクサーを取り出すが、
手を掴まれる。
「クロノサン!これは女の勲章デスよ!
それだけはしてはいけません!
いいデスね?」と叱られた。
「ああ、ありがとう
ありがとう。」
こんな醜くいオレを受け入れてくれた。
嬉しかった。
本当に本当に嬉しかった。
オレはアメリカ少女を優しく抱きしめたのだった。
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