第150話
悪党から魔道具金品を奪う任務が終わり、
撤退しようとする
獣人ワン、鬼人オニ、エルフミミ。
だが木の影から投擲され、
被弾するエルフミミ
そして
「あなた方、賊の討伐をこの国の
王より承っております。
王直属部隊が一人、メイド長です。
本日限りですが、どうぞよろしくお願いします。」
とカーテシーをするメイド長
エルフミミはポーションをかけるが
顔色が悪い…毒だろうか。
撤退は難しいと判断し
交戦することにした獣人ワン。
「ガァッ!!」とメイド長に飛びかかる
獣人ワン
がスッと消えるメイド長。
「いない!!」獣人ワン
「下の影っス!!」鬼人オニ
また木の影に潜まれた…。
鬼人オニは身体強化を
自分にかける。
すると額から一本の角が生える
「うおりゃゃっス!!」
地面を斧でたたき割る
すると影からメイド長が出てきた。
すかさず獣人ワンの
ビーストクロー
「くっ!」短剣でガードのメイド長
が吹き飛ばされる。
「なかなかやりますね…
フィジカルの差ですかね?」
メイド長
「出来たら戦いたくないんだけどね!」
「そうッスね!引いてくれないッスか?」
「御冗談を…」
スッとまた消えるメイド長
また斧で地面を割ろうと鬼人オニ
だが
「狙撃来てる!!」
エルフミミが叫び
倒れた体制から弾丸に向け弓から矢を放つ
鬼人オニが狙撃された…
矢が弾丸に掠り軌道がそれるが
「ぐはぁッス…」
腹に二発風穴を開けられ吐血する鬼人オニ
そして遅れて、
「タンッタンッ」銃声が二発
音よりも速い弾丸だった。
弾道がそれなければ即死だったろう…。
「くっ!まずいわね…」
焦りだす獣人ワン
鬼人オニもポーションを急いで飲むが
足が震えてなかなか立てない…
「お覚悟を!」
メイド長の影の中からまた投擲される。
ビーストクローで捌くが
「クハッ…」獣人ワンの腹部にも
二発弾丸が貫通。
一人は尋問のためか致命傷には
ならないように、即死ではなかった獣人ワン。
「タンッタンッ」
遅れて銃声がまた二発鳴る。
また音より速い弾丸だ。
「お見事です。じいやさん」メイド長
「ふぉっふぉっまあ、
たいした賊ではなかったのう」
通信魔道具からじいや。
「では一人を残し尋問、二人は殺害します」
鬼人オニ
エルフミミに
トドメをさそうとするメイド長
「飼い犬様に、救難信号を…」
と救難信号を出す魔道具に手をかけた獣人ワン
帰らずの森、拠点で一番強いのは
ノーネーム
次に強いのは飼い犬こと神狼フェンリルだ。
だがメイド長に踏まれ手を折られる獣人ワン
「きゃああああぁぁあ!!」
獣人ワンから
絶叫が響く。
「させませんよ?
やはり他にも仲間がいるみたいですね…
後々対処させては頂きますが。今は
あなたからの情報が最優先とさせて頂きます。」
獣人ワン、鬼人オニ、エルフミミ
では勝てなかった…
王直属部隊の二人、メイド長とじいや
「ごめんなさい…ノーネーム様……」獣人ワン
「ノーネーム様?あなたたちの長ですか?」
メイド長
「お前に教えるわけない!!ペッ」
手を踏まれてるメイド長の足に唾をかけた獣人ワン
「あなたを殺したくなりました…。
尋問相手は違う方にしますか…。
では。さようなら」
とメイド長が獣人ワンの
心臓めがけ短剣を振り下ろすが…
バキバキバキっと音が鳴り
刀身がなくなっていた…
「何者?!」メイド長
「…」
漆黒の仮面に漆黒のオーラが
全身に漂う人間が立っていた。
なぜか幼い猫人を抱えて。
− − − − − − − − − − − − − −
読者の皆様 初心者の拙い文章ですが
☆ ♡ コメント など
いつも本当にありがとうございます。
励みがんばって参りますので今後ともよろしくお願いします。
思い付く限り執筆 不定期に投稿しますのでぜひフォローよろしくお願いしますm(_ _)m




