第143話
自国に帰ってき漆黒の仮面バージョン、
ノーネームになるオレ。
拠点の西国、帰らずの森へ行くと
斧使い女鬼人
弓使い女エルフにいきなり襲われて、
とりあえず無力化しといた。
前に帰らずの森でひろった
飼い犬と獣人ワンに会えた。
よかった!ここはオレの拠点で合ってた!
間違ってたり、乗っ取られてるかと思ったよ…
オレが建てたログハウスの横に豪華な
建物が建てられていて、その中に
謁見の間がある。
今、その玉座に座ってるオレ
「ノーネーム様申し訳ありません。
ウチと飼い犬様しか、ノーネーム様を
知っていなくて、構成員が間違えてノーネーム様
を攻撃してしまい、ウチ含め如何なる罰も
受けます!」土下座する獣人ワン
同じく伏せして頭を地面につける飼い犬
「ノーネーム様とは知らず…申し訳ないッス」
「ノーネーム様、ごめんなさい」
同じく土下座の
斧使い女鬼人
弓使い女エルフ
あとはまわりにエキストラが10人くらい、
みんな土下座していた。
とりあえず
「よい!面をあげよ!!!!」覇気を出し
偉そうに言うオレ
まあ元王子だし偉ぶるのは慣れてる。
漆黒の波動もついでに出し
押しつぶす感覚を味わせた。
誰も言葉も発ないし、顔をあげれない…
覇気や漆黒の波動を消し
次は優しく
「面をあげていいよ。」
「「「「「「「「はっ!」」」」」」」」
一同
「ワン!」飼い犬
飼い犬お前、絶対言葉理解してるよな?
「次からは気を付けてくれたらそれでいい!
まあ攻撃してきてくれても
一向に構わないがな。だから誰も罪には
問うまい。」
「し、しかし…」獣人ワン
「よい、2度は言わん!」
「はっ!」頭を下げる獣人ワン
「して…これは一体?」
なんでオレの拠点こんなんになってるの?
「ノーネーム様のおチカラになるべく、
同じく名も居るべき場所のない虐げられた者
を集め構成員として育てておりました!
中でも成績上位2名 組織に貢献した者に
ノーネーム様からお褒めの言を頂けたらと。」
獣人ワン
組織??何する組織なの?
後で聞こう。
とりあえず二人を褒めればいいんだっけ?
「その者達よ、オレの元に来い!」
「「はっ!」」
オレの足元まで来て平伏する二人
斧使い女鬼人
弓使い女エルフ
って、門でオレを襲撃してきた奴かい!
本当に優秀なんか?大丈夫?
なんか怪しい…
まあ仕方ないか…
空気読まないとね…
集団圧力や集団心理って怖い…
「よくやった!褒美は…そうだな…
お前はノーネーム、鬼人オニ。
お前はノーネーム、エルフミミ。
と偽りの名を名乗ることを許す!」
なんの功績を褒めてるかさっぱりわからないが…
と思うオレ
「「ありがたき幸せ!」」
頭を地面にゴンッと鳴らした
斧使い、鬼人オニ
弓使い、エルフミミ
「これからも励め…これをくれてやる。」
とまたオレが幼少のときに屋台で買った、
ヘンテコなお面を二人へ渡した。
何してるかは知らないが顔バレはしないでね。
と思ったオレ。オレもバレたらまずいから!
両手でお面を受けとりすぐ
顔に付けた、鬼人オニ、エルフミミ
ドヤ顔で誇らしげにしている…
周りのエキストラから更に
大歓声と羨む声があがる。
ま、マジかよ…こんなお面がみんな
ほしいんだ…。
「各員も、それに見合う働きに期待している。
ではな。」
とカッコつけて、わざわざ
隣の自室ログハウスへ転移したオレ。
カッコよく退場出来て満足。
が、見合う働きに期待ってそもそも何してる
組織か知らんし、さっきも何の功績を
褒めたのやら… 何も知らないオレだった…
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