第142話
黒騎士のオレはいきなり別荘におしかけて
来た学園長に、
学園へついて来てほしいと言われ
急いでいたからか何も聞かされていなくて
黒ずくめの二人と模擬戦と思いながら相対した。
更に黒ずくめの医療の人か知らないけど、
模擬戦相手がうるさいから叱ったら
余波で怪我をさせてしまい…
エリクサーで治療したが気まずくなり
転移で逃げてきた。
とりあえず自国に来た。
日本からみたら異世界だ。
いまは黒騎士から漆黒仮面バージョンだ。
こちらの世界では東国の姫を
助けるためオレは死んだことになってる。
だから名も帰る場所ももうないが、
西国、帰らずの森
最奥に拠点があり、サバイバル生活している。
そこではノーネームと名乗ってるオレ。
久しぶりに拠点へいくか!
そこで拾った、
ノーネームの獣人ワン
名がないから偽りの名を与えた。
飼い犬の様子を見に行くか…。
なんか活動するらしいから顔バレしないように
ヘンテコなお面もあげたんだったわ…。
西国、帰らずの森
拠点へ転移したら…
あれ?立派な門構えが…
前は無かったよな?
恐る恐る入るオレ…
「立ち止まれッス!」斧使い女鬼人
「止まれ!」弓使い女エルフ
「…」
「はじめての侵入者ッスね?!」
「撃退する!」
襲いかかってきた二人!
いやいや!そっちが侵入者なんだが?!
ここオレの拠点だよ?
オレが建てたログハウスもちゃんとあるし…
とりあえず血塗られた愛刀は日本でしか
使えない…
あの刀もボンクラ元王子のオレと同じく
有名だからこの世界では使えない。
愛刀も同じく死物扱いだ。
今は異空間に入れてある。
まあ無手でいいか…
斧使いの鬼人女が、斧を振りかぶるが
振らさせんよ!
オレは足を払い鬼人女を転がし、
斧を地面に踏みつけ固定させた。
その隙に弓を放つ女エルフ
が、手刀で矢を叩き折るオレ。
と、死角から不可視の矢が来てた。
当たっても平気だが、一応
「止まれ!!!」不可視の矢に覇気を使った。
そしたら不可視の矢は空中に固定されていた。
うーん、これ一体どういう原理だ?
オレの覇気は無機物にも有効らしい!
…理屈はわからないが、まぁ!いっか。
「な、なんなんスか…
コイツやばいッスよ…」
冷や汗ダラダラな斧使い女鬼人
「救難信号…」弓を放つ女エルフ
パンッと信号弾が鳴った。
すると、
遠くから飼い犬がヘンテコなお面をつけて
走ってきた!!
お前お面、気に入ってたんか!
嬉しいよ。
飼い犬がオレに飛びついて来て
ペロペロ顔を舐めてきた。
「よーし、よしよしよし!
久しいな、元気そうだな。」
飼い犬をモフモフするオレ
「バウバウ」嬉しがる飼い犬
「あれ?なんなんスかね…これ?
神狼様?」斧使い女鬼人
「…」弓使い女エルフ
すると
「お久しぶりですノーネーム様!」
獣人ワンがヘンテコなお面をして
こちらに来たのだった。
「お前も久しいな。元気だったか?」
「はい!もちろんです。
いまは拠点を拡大し、メンバーも増えました。
全てはノーネーム様のために!」
ん?拠点拡大?メンバー?どゆこと?
意味がわからないオレだった…。
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