第140話
黒ずくめの二人、斧使いと弓使い
模擬戦をし約束通り反撃してないオレ。
空から雨?みたいなのも?降ってくるし、
斧使いはなんか自爆して勝手に足を痛めてるし…
大丈夫か?終わりなら治療するが…
と思い「終わりか?」
と、オレが斧使いに尋ねたら…
「はあはあ…救難信号使ったっス!」
ニヤリ顔
あ、そ!
緊急医療班でもくるのかな?
するとすぐに
かなり大柄?な人?ではない四足歩行らしき、
黒ずくめの三人目が転移で来た。
医者かな?救難信号っていうくらいだし…
なぜか相対するオレ。
え?やはく助けなよ!医者だろ?
と三人目の大型で人ではなさそうな
四足歩行の、黒ずくめがオレに飛びかかってきた。
いやいや…なんで?
あ、斧使いが自爆で足痛めたのを、
オレが攻撃してそうなったと勘違いしてるのか…?
困ったな…
とりあえず好きに暴れさせるか?
鋭利な爪で襲いかかるが、
ビクともしない。次第に疲れてきたのか、
「ハッハッハッハッ」と息切れする
三人目の黒ずくめ侵入者
「や、ヤバくないスか…これでも
勝てないなんてもう…」
「かなりヤバイ…撤退一択」
侵入者二人
オレは反撃しないと言ったから
ただ、つっ立ってるだけ…
三人目の侵入者が
最後、負け犬の遠吠えと
言わんばかりに咆哮を放ってきた。
「ガアアアァァァァァァーー!!!!!」
うるさ!!
「うるさい!!いきなり大声をあげるな!!!」
と叱ったオレ!
咆哮を飲み込み消し飛ばした。
衝撃で吹っ飛ぶ侵入者三人。
壁にめり込んで行った!
やば!!やりすぎた!!
急いで三人にエリクサーをかけ
「あー、次からはいきなり大声をあげるなよ。
びっくりする人もいるからな、マナー違反だ!」
と注意してたら
急いで転移で逃げてった。
ちょっと叱られたからって逃げなくても…
まぁ、これで模擬戦は終わりかな?
とあたりを見回したら
呆けてる
学園長
魔法少女
聖女
生徒会長
アメリカ少女だった。
とりあえず学園長の爺さん以外は
模擬戦の怪我をしてたからエリクサーをかけて
おいた。
「ではな、わたしはもう行く…」
と言い逃げるように転移していったオレ。
「あ、ありがとうございました!黒騎士様」聖女
「ありがと黒騎士」魔法少女
「ありがとうね!黒騎士殿」生徒会長
「ありがとうございマス!黒騎士サマ」
アメリカ少女
「助かりましたぞ!黒騎士殿!」学園長
…と、そこに…
侵入者の矢についたワイヤーで縛られた
勇者が
「はーはっはっはっは!
皆大丈夫かい? 侵入者はこの
ランキング元1位で現101位
この僕、勇者に恐れを成して逃げたぞー!!」
声高々に勝利宣言したのだった。
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