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スネークス帝国


帝都からさらに西に軍を進めたパトリックだが、ソーナリスとの約束の一月を越えてしまっていた。


プーの背中の籠に、二匹の翼竜のチビ達を乗せ、ペーの背に乗ってパトリック達が占領した地域を、隈なく飛んでパトリックを探したソーナリス。


「よ、翼竜だとぉ! こんな時にっ!」

プーとペーを見た、まだスネークス王国に降伏していなかった、ザビーン帝国の属国の王たちは、弱り目に祟り目と最悪のタイミングを嘆いた。


だが、翼竜がスネークス軍の前に降り立ったのを見て、


「チャンスだ! 奴らを蹴散らしてくれれば勝てる」

と、思ったら、


「ソーナリス王妃! 直接お声掛け失礼します! 陛下はここには居られません」

と、スネークス軍が叫ぶ。


「そうなの! どこ行った?」


「我々は途中で分かれて、別行動ですのでわかりかねますが、おそらく西に向かっておられるはずです!」

と、スネークス王国軍が答える。


「わかったわ。まあプー達は飛ぶの早いし、しらみ潰しに探していくわ、じゃあね! あ、プー達に敵を潰してとお願いしていこうか?」

と、ソーナリスが言うと、


「えっと、全滅させると後々問題が起きそうなので、我々でやります」


「そう? じゃあね」

ソーナリスが飛び立った後、白旗を持った使者達がスネークス軍に近づいてくる。


「聞きたい事がある!」

白旗を持った先頭の男か叫ぶ。

その一団の中に、どう見ても王にしか見えない者が居るのは気のせいであろうか?


「なんだ?」

スネークス王国軍の指揮官がそう言うと、


「あの翼竜は?」


「我が陛下の使役獣だ」


というやいなや、

「降伏します!」

と、王と思わしき人物が即答したのだった。


ソーナリスの行動は、プー、ペーという、巨大な翼竜の存在を帝国内に見せつける事になる。

そしてそれは、スネークス王国に逆らう気さえ失くさせる効果があった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「主、プーとペーの匂いがする」

ぴーちゃんが次の属国に移動中のパトリックに言うと、


「あ!  もう一か月たった?」

と、パトリックが焦る。


「経ちましたね」

と、ミルコが言った。


空気を切り裂く音と共に、東の空から迫る物体、いや翼竜。


「来たよ〜」

その背中から聞こえた声の主に、パトリックは拉致される。

丸一日後、再びザビーン帝国の征圧に戻ってきたパトリックと付いてきたソーナリス。

パトリックの顔は目の下に隈ができており生気は無く、ソーナリスの肌艶はツヤツヤピカピカだったという。


それから2日でぴーちゃんとプーペーと共にザビーン帝国を制圧したパトリック達スネークス王国。


ザビーン帝国の滅亡と、スネークス帝国樹立を宣言し、旧スネークス王国は、スネークス王国とそのまま呼称し、旧ザビーン帝領をスネークス王家直轄領とし、他のザビーン帝国に属していた国を、そのまま属国としてスネークス帝国内に取り込む。

プラム王国も、スネークス帝国所属プラム王国となる。


旧ザビーン帝国で奴隷として迫害されていた、エルフ、ドワーフ、獣人達を解放し、同時に亜人と言う呼称を禁止し人族も含めて人の仲間、略して人間と呼称するように決めた。




ラスト1話で、本編終了となります。

連載開始から1年半以上たちますが、ようやく思い描いたものを書き終わります。


最終回は、来週末の予定です。


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― 新着の感想 ―
[良い点] なろうの扱いは地味だったが、本当に面白かった。感謝!
[一言] (それはまた、違うのだけれど…)
[良い点] ずっと、楽しく読ませていただきました 感謝します [一言] 次回が最終回か… と思うと、子どもの頃大好きだった ウルトラ系や 今でも大好きな、レンジャー系の 『次回、最終話!』というテロッ…
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