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準備前
そのまま会議が続く。何故かパトリックもその場に置かれたままで。
「では、リグスビー少尉は、元帥の指令を遂行するように! 兵の選出はまかせる。他の事も、作戦通りに! 裏切者と帝国を追い落とすぞ!」
アンドレッティ大将の言葉で、その場の全員が立ち上がり元帥に敬礼する。
パトリックは急ぎ動き出す。
「ウェイン! 元帥より私に勅命が降った。私は別行動になる。部隊はウェインに任せる。シッカリ動けよ!」
「は?」
事情を知らないウェインが、口を開けて出た声が、これであった。
「いやだから、ウェインが部隊を率いてだな…」
「いやいや、ちょっとまて! 勅命? 元帥? 何があった? 勅命って、元帥から言われたって事? 元帥って事は国王陛下だろ? 何? へ? 俺が部隊を? 俺まだ曹長だぞ? 中隊率いるの?」
パニクるウェインに、
「詳しい事は言えないが、とりあえずそうなる。
中隊を任せるから、張り切って戦え! あと、中隊から2人借りていくから、そのつもりで!」
と、言い残して、走り去るパトリック。
「何がどうなってんの?」
1人残されたウェインが呟くが、それに応える者は居なかった。




