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【完結】夜遊び大好きショタ皇子は転生者。乙女ゲームでの出番はまだまだ先なのでレベル上げに精を出します  作者: ma-no
三章 夏休みは夜遊び

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054 3組のマフィア


 今晩のお相手も決まり、酒場の店主マッツも納得してくれたところでお別れしようとしたフィリップであったが、ガラの悪い集団、ボロボロの服を着た集団、普通の服装の集団、計3組に囲まれてしまった。


「マスターの知り合い?」

「いや、マフィアだ……」

「お~。早くも釣れた。じゃあ、マスター頑張って」

「はい? なんで俺が??」

「ブッ飛ばしてくれるって言ってたじゃ~ん」

「ウソつきました!」


 フィリップとマッツで揉めていたら、カロラたち4人の女性はジリジリと逃走。マフィアたちはまったく相手にしていなかったから、集団を抜けたらダッシュで逃げてった。


「アレ? ロリさんたちは??」

「ア、アイツら……逃げやがったな! 俺も連れて行けよ~~~」

「今日の相手が~~~」


 後ろに誰もいないと気付いても、時すでに遅し。マッツが逃げようとしたけど、フィリップは巻き込んでやろうと服を掴んだ。

 それと同時に、マフィアたちは代表らしき3人が前に出て来た。


「「「お前(きみ)が……ああ!?」」」


 けど、同時にフィリップに声を掛けて、険悪な感じに。なので、フィリップが何故か間に入る。


「全員、僕に用があるんだよね?」

「そうだ」

「ああ」

「ええ」

「じゃあ場所変えよう。彼はいらないよね?」


 フィリップの問いは、全員了承。マッツに至っては「神~!」とか言いながら逃げてった。「神なら守れよ」とフィリップは思いながらも、3組のマフィアに囲まれてついて行く。

 そうして安全な大通りからかなり離れた広場にて、マフィアは各々分かれて集まり、フィリップと代表3人は箱に座って話をすることになった。



「えっと……3組ともあんまり仲がいいってわけじゃないよね? 狙われてる僕が言うのも変だけど、僕が司会をするってことでいい??」


 フィリップの案は採用。3人とも頷いてくれたので、まずは自己紹介してみる。


「僕の名前はハタチ。年齢も20歳ね。んで……厳つい人から名前とグループ名があったら教えて。次は隣の人から、その次は隣の人って順番に質問をしていくから揉めないでね?」


 すぐ揉めそうだったのでルールを追加したら、厳つい男から自己紹介。


「オロフだ。オロフ組のドンだ」

「トム。クート族で頭を張ってる」

「ロビンです。マルガレータ団のトップです」


 フィリップの感想は、オロフはヤクザ。トムは暴走族。ロビンは自警団。これを踏まえて次の質問。


「次はトムからね。なんで僕に近付いたの?」

「金持ちだから」

「羽振りがいいと聞いたからです」

「カネ」


 全員お金目的ってことは、次の質問も決まっている。


「僕を誘拐しようとしていた人は挙手! ……全員か~~~い」


 この質問には全員一致したので、質問を変える。


「なんのためにお金が必要なの? ロビン」

「飢えている住人を食べさせるためです」

「仲間やその親と子供を食わせるために決まってるだろ」

「ガキが腹減らせてるから」

「なるほど……」


 目的は似たようなモノだと知れただけで、フィリップはまとめる。


「んで、暴力で奪うってことでいいんだね? オロフから」

「おう」

「ああ」

「私は話し合いが拗れた場合ですが」

「話し合いなんて上手くいくわけないじゃ~ん。全員でかかって来なよ。その中で、僕を倒した人がお金を独り占めだ」


 フィリップが立ち上がって背伸びすると、オロフから続いた。


「わかりやすくてそりゃいいな」

「殺すなよ?」

「まったく……頭の悪い子供だ」

「「「かかれ~~~!!」」」


 子供相手に100人近い集団が一斉に襲い掛かるのであった。



「そ~れ! アハハハハハハ」


 100人もの集団でも、フィリップのレベルからしたらザコの集団。人間を押したり投げたりして、ボーリングのピンのように倒している。

 それを見たボス3人は、各々の部下に指示を出していたけど、フィリップにはまったく通じず。最終的に、立っていたのはその3人しかいなかった。


「まだやる~?」

「当たり前だ!」

「仲間の仇!」

「化け物め!」


 フィリップの最後通告も通じず。ボスのプライドから、オロフ、トム、ロビンは突っ込んで行ったが、フィリップにほぼ同時に腹を殴られてその場でうずくまるのであった。



「どう? もう話できそう??」


 フィリップは立ち去ることもせずに3人の回復を箱に座って待っていたら、なんとか返事してくれた。


「本当は全員殺してもよかったんだけど、手加減してあげたんだよ。どうして生かされたかわかる?」


 フィリップの問いに3人とも、乗っ取り、もしくは傘下に加えられると頭に浮かんだ。


「この中で娼館を運営してる人!」

「「「……はい?」」」

「いや、娼館だよ。僕は女を買いたいの」

「「「……はい??」」」

「だから、僕の見た目、子供っぽいでしょ? 入るの止められるから紹介状が欲しいんだよ~」


 でも、まったく関係ないことを言われてので、大混乱。フィリップが何を言っても頭に入って来ないので、3人は目配せしてロビン、トム、オロフと順に答える。


「娼館は、基本的に貴族が運営しているので、紹介状を手に入れるには一軒一軒、貴族を説得するしかないかと……」

「売りをやってる子なら紹介できるけど……病気になっても責任は取れない」

「俺も売りなら……指名手配されてるから、娼館は連れて行ってやれねぇ」

「全滅!?」


 フィリップはマフィアさえボコれば娼館の入場券を貰えると思っていたのに、当てが外れたので膝から崩れ落ちるのであったとさ。


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