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【完結】夜遊び大好きショタ皇子は転生者。乙女ゲームでの出番はまだまだ先なのでレベル上げに精を出します  作者: ma-no
二十章 最後まで夜遊び!!

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493 騎士団長の処遇


 イデオン騎士団長の謀反の件でフィリップが執務室に入ると、フレドリクが怒っているように見えたので真実を伝えるしかない。


「プッ……迷子になっていたのか。フィリップらしいな。クククク」

「笑わないでよ~。泣きそうだったんだからね~」


 それは遅くなった理由。フレドリクが笑ってくれたから、フィリップも本題を喋りやすくなった。


「カイから聞いてるよね?」

「ああ。騎士団長のことだな」

「もうお兄様には楯突かないと約束してくれたから、命だけは許してやってくれない?」

「カイが説得を失敗したモノを、フィリップが説得してくれたのか?」

「カイ、アレで説得していたつもりなんだ……」

「説得するから任せてくれと言われたのだが……何があったのだ?」


 フィリップがカイとイデオン騎士団長が真剣使って決闘をしていたことを教えてあげたら、フレドリクも呆れていたよ。


「もう、割って入るのも大変。ぜんぜん僕のことにも気付いてくれないんだよ~?」

「そうだったのか。それはご苦労だったな」

「あ、労いならボエルと、こ、こ……コニー!に言ってやって。命懸けて止めてくれたから」

「命を懸けた者の名前が出て来なかったのか……」


 フィリップはギリギリ思い出して「オレすげぇ」と思ったけど、フレドリクには伝わってないね。


「ところでフィリップは、どうして騎士団長の謀反の話を知っていたのだ?」

「全然知らなかったよ? たまたま散歩であのへんに行ったら、騎士の人が決闘してるとか言うから見に行っただけ。そしたら喧嘩の理由はそれじゃん? 超ビックリしたよ~」

「たまたまか……なのに、説得してくれたのだな」

「そりゃ父上の親友だも~ん。謀反なんてしたら死罪でしょ? 父上悲しんじゃうよ~。そう訴えたら、矛を収めてくれたの。やっぱり父上は偉大だね。死んでも国を守ってくれるんだからね~」

「フッ……そうだな」


 フィリップは無理があったかと思いつつも喋り続ける。


「それで~……騎士団長、どうなる? 死んだりしないよね??」

「ああ。まだ事が起こってないからな。カイが説得に成功した場合でも、内々に処理するつもりだったのだ」

「やった~。今まで通りなんだね~」

「それはない」


 フィリップは大袈裟に喜んで両手を上げたけど、そっと下ろした。


「辞任を勧めるつもりだ。それが不服と言うのなら、地位も爵位も返上させる」

「ああ~。そりゃそうか。そうなるよね~……ま、命があるだけマシだよね。カイも喜んでくれるよ」

「カイのことも心配していたのか……フフフ。ありがとうな。よくやってくれた」

「だから頭撫でないでよ~」


 フィリップが付け足した言葉にフレドリクは嬉しそう。父親の親友だけじゃなく、自分の親友のことも心配してくれたのだから。もしくは、父親の親友であり自分の親友の父親を殺さなくてよかったと、ホッとしたのかもしれない……



 しばらくフィリップはフレドリクに頭を撫で回されていたけど、あまり時間はないらしいので執務室からポイッと追い出される。

 そこでフィリップは話し忘れがあったのを思い出して、イデオン騎士団長が会いに来るからとドアから顔だけ出して伝えていた。


 帰り道ではまたイデオン騎士団長と鉢合わせ。予想通り軽い罰だったと耳打ちしてから帰路に就くのであった。



 懸案事項が解決したフィリップは、また仮病で夜遊び。カイサとオーセは「結局、1日しか散歩しなかったね。太ったんじゃない?」とか言っていたので、フィリップは1週間で夜遊びをやめる。

 チビだから太るのは困るらしい。でも、急に夜遊びはやめられないらしい……


 そんなこんなで昼型に戻ったら、フィリップは百貨店にお買い物。頼んだ物が届くと、フィリップは笑顔だ。


「わ~。ブルマー、いいな~」

「「何この破廉恥な格好……」」


 フィリップは1人で運動するのが寂しいからって、カイサとオーセを巻き込んでやろうと体操服を作らせた模様。2人にブルマーは大不評だったけど……

 まぁそれはフィリップも想定内。体のラインを隠せる上着とハーフパンツも作らせたから、2人も体操服は着てくれた。ブルマーは夜に再利用するってさ。


 その服で、フィリップたちは庭で運動。護衛騎士はチビッコたちがチョコマカ動いているから微笑ましく見ている。

 その目が気になるチビッコ組は、ランニングでもしようと根城を出た。護衛騎士はフィリップの護衛が仕事だから焦って追いかけたけど、すぐに追い付いた。遅いもん。


 フィリップはどんなに走っても全然疲れないが、カイサたちは違う。なので護衛騎士に馬車も持って来るように指示を出したら、全員から「どこまで楽がしたいんだ」と冷たい目で見られた。

 冤罪だけど、フィリップのキャラは馬鹿皇子。運動も苦手なフリをしなくてはならないのだ。


「プーちゃんって、普通に走れるよね?」

「カイ様と一緒に走ってたじゃない?」

「あ、そっか。運動音痴のフリしなくていいのか」

「「なんで演技してるの?」」


 いや、必要なかった。カイサとオーセにも演技をしてるとバレてしまったので「運動の授業をサボるため」と本当のことを言うしかなかったフィリップであった。


「「だと思った……」」


 言う必要もなかったね。


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