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【完結】夜遊び大好きショタ皇子は転生者。乙女ゲームでの出番はまだまだ先なのでレベル上げに精を出します  作者: ma-no
二十章 最後まで夜遊び!!

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475 爵位剥奪の波及


 貴族の爵位剥奪事件を今ごろ心配になったボエルは、フィリップの胸倉を掴んで吐かそうとしたけど大失敗。フィリップは息ができなくて気絶したからだ。

 なのでこの話はうやむやに。フィリップは気絶したフリをしただけだったから、焦ったボエルたちを見てほくそ笑んでいた。


「な~んだ。ちゃんと殿下の資金から出てたんだ~」


 でも、カイサとオーセが、フィリップがボエルに使ったお金の出所をチクっていたから台無しだ。


「あのですね。殿下のお金と言うことは、民の税金から来てるんですよ」

「へ??」

「殿下、冠婚葬祭費は惜しみなく使うから、かなり減ったんですよ?」

「それって横領とかとどっちが悪いと思う?」

「「民からしたら……同罪??」」

「おお~い。どっちにしても貰いにくいカネだろ~~~」

「うっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃっ」


 ただし、フィリップが恐ろしいほどの大金をボエルに注ぎ込んでいたから、平民代表のカイサたちはなんとも言えない顔をし、ボエルは返したくなる。

 そんな皆を見たフィリップは、1人だけ笑い転げるのであったとさ。



 カイサたちからは「無駄遣いが過ぎる」と怒られ、「金庫に眠っていたら経済が回らない」と反論したフィリップ。

 元々フィリップは全然お金を使わないから、どちらがいいのかわからなくなる2人。難しい話で黙らせたともいう。


 もうこの際、結婚式の時だけは見張ろうと心に決めた2人は、フィリップが根城から出なくなったのでそのうち忘れそうだ。

 そんなこんなで根城ではダラダラした空気が流れているけど、帝国では問題が多発している。


 そう、爵位剥奪事件が帝国全土に飛び火したのだ。


 領主なんてヤツは、不正の巣窟。それは言い過ぎだけど、使途不明金が多くて裁かれる対象は大量だ。

 さすがにここまで多いと、フレドリクも国にマイナスになると思ったのか、フィリップの言葉が頭の片隅に残っていたのかは定かではないが、今回は大目に見ているようだ。


 特に他国と近い場所は、帝国の弱味を見せることになるから、罰金刑で御目溢(おめこぼ)しする。それでも酷い税制を()いていた領主なんかは、爵位剥奪で終わらず家ごと潰されることとなった。

 そんな恐怖政治なのだから、貴族も黙っていない。中には兵を起こす貴族もいたが、カイが率いる騎士団に攻め込まれて撃沈。爵位どころか命を失う。


 フィリップは噂話で聞いているだけなので、まだ詳細がわからない。貴族が路頭に迷っていると聞いて「娼館に綺麗な子が入るのかな?」とか最低なことを考えているだけ。

 そんなことを考えていたら、奴隷館を見に行きたくなったのでキャロリーナとマッサージ。ムラムラしたんだね。


「最近、いい子入荷してない?」

「どうしたのぉ? 性奴隷でもぉ欲しくなったのぉ?」

「ううん。どこの娼館で働くか聞きに来ただけ」

「そういう子だったわねぇ……」

「あ、売る前には必ず見せてね? 貴族や商人に買われるぐらいだったら、僕が出して娼館勤めにしてやる」

「そこまでするなら買ったらぁ?」


 そんなに回りくどいことをするよりも、買ったほうがお得だと説明してもフィリップは聞きゃしない。

 性奴隷なんて根城にお持ち帰りできないもん。確実にフレドリクに怒られるもん!


「それより、入荷状況はどんな感じ? 貴族とかいない??」

「貴族はいまのところぉ、うちには回って来てないわねぇ。貴族の屋敷で働いていたって子が多いわぁ」

「それって……」

「ええ。借金返済に当てられた子もいるでしょうねぇ。それも騙されて……」


 貴族は当主名義で商人からお金を借りるケースがあり、当主がいるうちは返済が遅くなっても繋がりを維持できるから何も言わないが、当主がいなくなると不安になるから一気に取り立てることがあるらしい。

 善良な貴族ならば家財を売ったり、キチンとした返済計画も立てて返すと約束するのだが、悪徳貴族なんかはその場(しの)ぎで使用人を売るケースが多いそうだ。


「だから貴族って嫌いなんだよね~」

「その頂点にいるのぉ、殿下よぉ?」

「僕、そんなことしないも~ん。とりあえずそういう子、僕に預けてくれない?」

「預けても借金は残るわよぉ?」

「あ、買う買う」

「さっきは買わないって言ったじゃなぁ~い」


 前言撤回。フィリップは悪い顔にもなった。


「また何か悪いこと考えてるのぉ?」

「ん~? 何したら儲かるかな~っと思って。バニーガールと方言はやったから~……メイドカフェって当たるかな?」

「なにそれ? 詳しく聞かせて」

「一枚噛んじゃう??」


 フィリップは2回もヒット店を作った経緯があるので、キャロリーナも興味津々。

 メイドじたいは珍しい物ではないが、そのサービスの仕方なら平民相手には大当たりしそうだと、キャロリーナは店舗関係を担当することに決まった。


「お金預けとくから、騙されて売られた子はメイドカフェ用に確保しておいてよ。はい」

「あのねぇ……白金貨100枚なんて、ポンッと出さないでくれなぁい?」

「なんで~?」

「単純に怖いのよ!!」


 奴隷館でも一回の支払いで見たこともない大金では、冷静に見えたキャロリーナでも声を荒らげちゃうのであったとさ。


ついに最終章に突入!

いつも一章25話前後でやっていたので、それで収まるか今から心配です!!w

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