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【完結】夜遊び大好きショタ皇子は転生者。乙女ゲームでの出番はまだまだ先なのでレベル上げに精を出します  作者: ma-no
十六章 来客が多くても夜遊び

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415 元メイドの訪問


 エイラとダグマーの所属する派閥はフィリップと縁を切ろうとしていたから、騙してこれまで通り。2人は喋りたいことがいっぱいあったのにそれだけでタイムアップになったので、フィリップはサラサラッと書いた招待状を渡していた。

 今日もフィリップが変な行動をしていたので、フレドリクからの教育的指導。エイラたちとの縁を切られそうになったと涙ながらに訴えたら、指導は取り消してもらえたんだとか。涙なんて一滴も出てなかったけど……


 それからも派閥のパーティーをハシゴしたら、最後は帝都学院の生徒に皇帝が発破を掛けるイベント。フレドリクが現れたから、女子生徒はドミノみたいに次々倒れた。


「殿下はキャーキャー言われてなかったね」

「あんまり好かれてないの?」

「結婚の申し込み、死ぬほどあったっちゅうの。僕のことは去年卒業したから顔を見慣れてただけだっちゅうの。お兄様の顔を初めて見たか久し振りに見たから、こんな惨状になってるだけだっちゅうの」

「本当かな~?」

「なんだかウソッぽいよね~?」

「2人だって、お兄様を初めて見たとき倒れたでしょ~~~」


 キラキラ皇子健在。フレドリクとの差があり過ぎるので、カイサとオーセはフィリップの言い分があまり響かない。

 ちなみに倒れた女子は男子生徒が運び、フレドリクと話ができたのも男子生徒と極僅かな女子だけ。目覚めた頃にはフレドリクはいなかったから、女子生徒は心底後悔したんだってさ。



 やっとこさ皇族の仕事が全て消化できたフィリップであったが、エイラたちと約束していたので仮病はちょっとだけ我慢。

 エイラとダグマーが馬車に揺られてやって来たら、1階のエントランスに御案内だ。


「牢獄と聞きましたが、いいところですね」

「やはり法王様を刺したことが皇帝陛下の怒りを買ったのですか?」

「どうしてみんな、その噂を鵜呑みにするんだろ……」


 フィリップが唯一信頼している2人が噂話を信じているので、涙目で説明。フィリップがそんな顔をしているので、さすがに2人とも謝罪していた。半信半疑って顔をしているけど。


「侍女に少女なんて雇っているのですね」

「いつから少女趣味になったのですか?」

「2人とも僕より年上だから、そんな顔しないでくれない?」


 続いては、エイラたちはロリコンって顔で引いているから、フィリップはまた涙目。カイサたちも大人の女性とプンプンしながら訴えていたので、また謝罪。

 年齢はなんとか信じてくれて秘密にすることは約束してくれたけど、マッサージの話は「確実にやっとんな!」と、いくら否定しても信じてもらえませんでした。フィリップだもん。


「ところでなんですが……皇帝陛下は大丈夫なのでしょうか?」

「倒れてから一度も姿を見た者がいないと言う話なのですが……」


 2人の最重要の目的は、皇帝の体調。2人とも結婚相手を見付けてくれた恩もあるから本当に心配しているが、この情報は夫が上の指示を受けていたから必ず持ち帰らなければならないのだ。


「ダイジョブダイジョブ。元気だよ」

「「本当ですか?」」

「父上、働き過ぎなんだよ。そのせいでなかなか体調が戻らなくてね~……フラフラな姿を家臣に見せたくないって、引きこもってるだけ。僕たちが止めてるのに寝室で書類仕事してるんだよ~? まったく……そんなことするから長引くんだよ。いい加減にしてほしいよね~?」

「そういうことでしたか。それなら安心しました」

「本当によかったです。しかし陛下に進言できるなんて、さすがは皇太子殿下です」

「アレ? 僕たちって言ったよね? その中には僕も含まれてるんだけど……」

「「ウフフフフ」」


 フィリップの適当な話は、エイラは信じてくれたけどダグマーは半信半疑。その部分はフィリップの説得だったので反論したら、笑われるだけであったとさ。



 それからはフィリップの噂の真偽を確かめていたエイラたちであったが、導入部分が真実で後半がデマと言われて腑に落ちず。導入部分が嘘であって欲しかった模様。

 あとは2階のスウィートルーム風の部屋も見せてあげて絶賛されたらお開き。2人は手紙の返事は必ず寄越せとお願いしてから馬車に揺られて帰って行った。


 フィリップは2階のベッドに飛び込んだら、グデ~ン。年末からの疲れが一気に出たみたいだ。


「プーちゃん。すっごい美人さんにお世話されてたんだね」

「エイラさんはカイサより胸が大きかったね。ダグマーさんはスタイル抜群……」

「「どっちもやったんか?」」


 でも、カイサとオーセが関係を聞いて来たので、疲れは追い足しだ。


「エイラは僕の初めての人。ダグマーは62番目の人。7歳と10歳の時……」

「「はい? 子供じゃない!?」」

「子供でも皇族だも~ん。ムニャムニャ」

「え? 寝てるの?」

「ムニャムニャ。寝てない……」

「寝てるじゃない! さっきの本当!?」

「スピー。スピー」


 しかしながら、フィリップは喋りながら寝落ち。2人はボエルの取説「殿下は眠りながら喋る」を思い出して質問を諦めるのであっ……


「ねえ? ダグマー様は62人番目とか言ってなかった?」

「言ってたよね? 2番目の聞き間違いだと思ってた……」

「「62番目って、本当~~~!?」」


 どうやらフィリップ、夢現(ゆめうつつ)で本当のことを喋っちゃったみたい。7歳から10歳の3年間で経験人数が61人も増えているので、カイサとオーセは真実を聞こうとフィリップを揺さ振り続けるのであったとさ。


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