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【完結】夜遊び大好きショタ皇子は転生者。乙女ゲームでの出番はまだまだ先なのでレベル上げに精を出します  作者: ma-no
十六章 来客が多くても夜遊び

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380/522

380 珍しいお客さん


 フィリップがクレイジーな脅しで神官たちを追い払ったら、カイサたちとさっきの続き。マッサージが中途半端だったんだとか。

 お昼になるとランチをし、その時カイサたちは「メイド詰め所について来てくれるよね?」と昨日のことを思い出させていたけど、フィリップはやっぱり忘れてた。


 それでも思い出すことができたので、腹ごなしにお出掛け。護衛騎士を4人連れて根城を出た。

 馬車に揺られて中央館まで来たけど、全員で馬小屋まで行く。そこからフィリップたちチビッコ組は護衛騎士に囲まれて中央館に入って行った。


 フィリップが完全防御で現れたのだから、擦れ違ったメイドは「どういうこと?」とビックリ。したのは一瞬で、「お父様方に連れられた子供たち」という噂が駆け巡ったんだとか。

 メイドたちはヒソヒソと何か喋っているけどフィリップだけ気にせず歩いていたら、メイド詰め所に到着。そこでフィリップ関連の用事を聞いたら、今日も空振りだ。


 フィリップがわざわざ出向いた目的は、カイサたちを守るため。しばらく危険だから、フィリップ関連の手紙等のデリバリーを頼んでその場を後にした。これは有料だったから愚痴っていたけど。

 その足で皇帝の働く執務室に出向き、今日あったことの手紙を執事に預けたら、やることは終了。フィリップが帰ると言ったら「仕事は?」って言葉が護衛騎士の頭に浮かんだんだとか。


 馬車に揺られて帰ると、根城の前には綺麗な馬車が止まっていた。御者をしている護衛騎士がどうするかと指示を求めたら、フィリップの声は返って来ない。

 危険があるかも知れないから馬車を止めて中を覗くと、フィリップたちはイチャイチャしていたので、大きな咳払いをして気付かせていた。


 フィリップの指示は、馬車に乗っている人物の確認。騎乗している護衛騎士2人を走らせて、報告を待つ。


「モンス・サンドバリ様という神官様だったのですが……」

「モンス? ロン毛イケメンがなんの用なんだろう……」

「神官が迷惑を掛けたから謝罪に来たと言ってましたが……朝のこともありますから、面会は断りますか?」

「う~ん……ま、お兄様の親友だから大丈夫だよ。会うってロン毛イケメンに行って来て」

「はあ……」


 フィリップが神官と会うことよりも、ロン毛イケメンってワードが気になる護衛騎士。その護衛騎士が馬を走らせて離れて行くと、カイサたちが「どゆこと?」と質問してた。

 2人はモンスを一度しか見たことがなかったので、ダンジョン攻略者の1人だと説明したらキャーキャー言ってた。玄関の前で馬車から降りてモンスを見たら「カッコイイ……」と心の中でキャーキャー言ってるよ。


 そんな2人の心の声が聞こえているフィリップは最後に降りると、玄関の前に立っているモンスに歩み寄った。


「おひさ~。急にどったの?」

「ええ。久し振りですね。朝は神官が迷惑を掛けたみたいで申し訳ありませんでした」

「モンスが謝ることじゃないでしょ。中で話そうか。オーセ、飲み物よろしく~」


 挨拶はそこそこで1階のエントランスに移動したら、フィリップとモンスは対面に座って話をする。


「やっぱりお姉様絡みで押し寄せたんだよね?」

「ええ。あんなどこの者かもわからない人間の妄言を信じるなんて、どうかしてます」

「あら? モンスは疑っていると思ってたよ~」

「最初は疑いましたよ? でも、フレドリク殿下が絶対に無いと信じていましたので、私も信じることにしました」

「疑ってるじゃ~ん」


 ジャブ程度にフィリップが話し始めたら、カイサは吹き出してオーセは()れていたお茶が溢れた。フレドリクの親友に疑われていたから面白かったらしい。

 波々のお茶はフィリップに出して、オーセが下がったら話の続きだ。


「そんで、首謀者はわかったの?」

「まだわかってはいませんが、今日のことで大まかな当たりが付きました」

「てことは~……誰だろ? モンス??」

「なんで私なんですか。神殿関係者ですよ」

「やっぱりモンスじゃ~ん」


 フィリップがモンスを犯人扱いすると、またカイサとオーセは吹き出して横を向いた。2人にも犯人はなんとなくわかったから、「相変わらずバカだな~」と思ったみたい。

 フィリップは朝の時点でわかっていたけど、賢いと思われたくないから演技したのにね。


「これから調査をしますので、フィリップ君はあまり出歩かないようにと、フレドリク殿下の指示です。わかりましたか?」

「うん。わかったわかった。でも、向こうから来たらどうしたらいい?」

「そうですね……今日のようなことはやめてほしいですね。神殿の中では、フィリップ君は殺人鬼だと噂されてますからね」

「えぇ~……ちょっと脅しただけじゃな~い。そもそもアイツら、第二皇子の僕を犯人扱いしてたんだから、皆殺しされても文句言えないでしょ」

「皆殺しはやりすぎです」

「「ですよね~?」」


 フィリップが反論したらモンスの冷たいツッコミ。朝の現場を見ていたカイサとオーセはとうとう話に入ってしまった。

 その後は、モンスが2人から詳しい聞き取りをしていたのでフィリップは蚊帳の外。さすがに話をしないで殺そうとしたことは、説教されていた。


「だってうるさかったんだも~ん。また来たら、今度はマジで血を見ると言っておいて」

「それがダメだと言ってますよね? バカなんですか??」

「バカって言うヤツがバカなんだよ~」

「「いえ、バカなことをする人がバカなんです」」

「2人は僕の味方じゃなかったの!?」


 ただし、フィリップは馬鹿皇子設定。子供みたいな反論をしてみたら、カイサとオーセにまでバカ扱いされたので、フィリップも悲しくなっちゃうのであったとさ。


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