表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】夜遊び大好きショタ皇子は転生者。乙女ゲームでの出番はまだまだ先なのでレベル上げに精を出します  作者: ma-no
十四章 新居に移っても夜遊び

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

326/522

326 改築の進捗状況


 突撃お宅訪問をしてから2週間、この間フィリップは特にやることがないので夜遊び三昧。ボエルも訓練三昧で友達をボコっているらしく、お肌がツヤッツヤ。

 そんなことをしていたらボエルが新居のことを思い出させたので、次の日にフィリップは朝の遅い時間から巨大な黒馬に跨がり自宅訪問。久し振りに来たから、庭に出ていた護衛騎士たちは「何しに来たんだ?」って顔で挨拶も無しだ。


 フィリップは特に気にしていなかったけど、ボエルが「お前たち何してんだ! 集まれ!!」と怒鳴ったら、「ヤベェ! アイツ第二皇子だった!?」と血相変えて走って来た。


「そんなのいいのに。とりあえず、馬小屋できてるみたいだし、そっちについて来て」

「「「「「はあ……」」」」」


 でも、フィリップがいらないとか言うので、走って来て損したと護衛騎士たちは思う。


「よくねぇからな? フレドリク殿下や皇帝陛下の時にやったら首が飛ぶからな? 殿下がおかしいだけだからな??」

「「「「「お……おう! 気を付ける!!」」」」」


 でもでも、ボエルが注意したら背筋を正す。第二皇子がポンコツだから、自分たちがしっかりしないといけないと学んだっぽい。

 とりあえず一同、馬小屋の前まで移動すると、フィリップが黒馬から降りるのを護衛騎士が手伝おうとしたけど、黒馬はゆっくりと座ってフィリップは降りたので出番なし。


「馬、外に出して」

「はあ……」


 馬小屋には馬車用と護衛騎士用の馬が四頭。大工たちが荷物を乗せる用に二頭。それらを護衛騎士が手綱を引いて連れ出すと、フィリップは黒馬を後ろに置いて六頭の前に立つ。


「お座り!」

「「「「「ブモ?」」」」」

「ブルンッ!!」

「「「「「ヒヒッ!」」」」」


 フィリップが命令すると、六頭は首を傾げたけど黒馬が怒鳴ったので六頭共にお座り。その一頭一頭の背中にフィリップは軽く乗って降りると繰り返す。


「なあ? 殿下、馬に命令して座らせたのか?」

「いや、あのデカイ馬が後ろに立ってるからだろ?」

「いやいや。あのデカイのも、手綱も握られてないぞ??」

「「「「「どうなってんの??」」」」」


 護衛騎士、大混乱。なので一斉にボエルを見たけどボエルは頭を押さえた。


「このこと考えると頭が痛くなるから、そんなもんだと思っておけ。あと、殿下が馬と喋ってたなんて他で言うなよ? 貴族たちから頭がおかしいって言われ続けるぞ」


 ボエルも考えたくないみたい。一度、この子なら喋っても大丈夫だと思った子に喋ったら、言いふらされたんだって。タイプだったから、話のネタに使ったってのは秘密だ。


「お前も苦労してんだな……」

「この苦労、次はお前たちが味わう番だ! わはははは」

「「「「「ええぇぇ~……」」」」」


 フィリップが馬と喋っている間に、ボエルは護衛騎士を脅して勝ち誇った顔で(たわむ)れるのであったとさ。



 お馬さんたちは、フィリップの家では放し飼いに決定。もちろん全員反対していたけど、フィリップが言う通り出口が開いていても馬は出て行かないし、トイレも指定の位置でしているから口を閉ざすしかなかった。

 その後、護衛騎士はいつもの仕事に戻らせたフィリップは各種進捗状況の確認。8割は完成していたのでもう少しで引っ越しをしてもよさそうだ。


 フィリップは外に出ると、出来立てホヤホヤのテーブル席にボエルと共に座った。


「もうちょっとか~」

「だな。そういえばメイドはどうするんだ? そろそろ決めたほうがいいんじゃないか??」

「いま交渉中だから大丈夫」

「交渉中? オレ、何も聞いてないぞ??」

「僕にもツテはあるんだよ。あ、そういえば、彼女とはどうなったの? 最近会ってる?」

「ぜんぜん……」


 フィリップは明らかに話を逸らしたけど、ボエルは彼女と会えていないので簡単に成功。夏休みも主人と一緒に領地に戻るらしいので、休みが死ぬほどほしいってさ。


「じゃあ、午後は休んでいいよ」

「やった! え? そんなのいいのか??」

「だから言い方が逆……」

「つ、つい嬉しくって……」


 このやり取りは2回目。さすがのフィリップもジト目してるよ。


「見た感じ、騎士も動けるようになってるしね。護衛だけなら充分でしょ。朝の内に諸々のことをしてくれたら、僕は大人しくしてるよ」

「やった~~~!」

「感謝の言葉は?」


 ボエル、嬉し過ぎて感謝を忘れる。フィリップに言われて高い高いしていたけど、それも不評だ。


「僕、15歳……」

「あ……ゴメン。あと、ありがとうございました……」


 どう見ても子供扱いだもん。ボエルもはしゃぎすぎたと、フィリップをゆっくり下ろして謝るのであったとさ。



 この日はボエルのテンションが上がっていたので、午後の訓練はボエル無双。フィリップは何度も「やりすぎ」と止めながら実践訓練を見て、護衛騎士に指示を出してから帰宅する。

 翌日は、フィリップは昼まで寝てボエルはいそいそと各種手配。今日のフィリップはやる気が何も起きないとか言って、ずっとベッドの中で過ごすらしい。


 ボエルはそれならば安心だと、叱ることもなく戸締まりしたら、馬に(また)がり帝都学院へ。フィリップの書いた通行証を「控えおろう!」と使いまくって帝都学院に侵入したらしい。

 夕方頃にボエルが戻って来たら、フィリップの聴取。皇族食堂で作られたヒレカツを出して、何をしていたか事細かく聞き出していた。


 突然ボエルがやって来たから彼女はあまり時間を作れなかったらしいので、大まかな自由時間を聞いて撤退したらしいけど、その顔はスケベな顔。

 なので、ボエルの自由時間を削ると脅して聞き出したら、10分の休憩時間にハードなことをやって来たんだって。


 それだけ聞けたらフィリップも満足だ。でも、ボエルは足りなくて体が火照っていたのか、珍しく自分からフィリップにマッサージを頼んでいたそうな……


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ