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【完結】夜遊び大好きショタ皇子は転生者。乙女ゲームでの出番はまだまだ先なのでレベル上げに精を出します  作者: ma-no
一章 帝都で夜遊び

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018 奴隷館のオーナー


 マフィアのアジトに乗り込んだつもりだったフィリップは、国営の奴隷館と社員だったと聞いて平謝り。

 いきなり謝られたガラの悪い男2人もどうしていいかわからなくなっていたら、先程フィリップの見た目に驚いていた執事風の店員が事情を聞いていた。


「いや、ホント勘違いでゴメンね。ボスって人にも謝罪と賠償金も払いたいから会わせてほしいな~? なんだったら1人ぐらい買うから。ね??」

「あの……親御さんはご一緒では……」

「僕、ハタチだから関係ないでしょ?」

「あ、あちらで少々お待ちください……」


 店員はフィリップの年齢には納得していないが、社員が傷付いているのだから上に報告しないことにはならない。フィリップをソファー席に案内してから男2人を連れて奥に消えて行った。

 その少しあとに、お茶を持ったかわいらしい女性がフィリップの前に現れたのでセクハラ発言をして困らせていたら、店員だけが戻って来て奥に連れて行かれた。


 この奴隷館はけっこうな広さがあるのか、廊下を歩き階段を登りとして、数分後にようやく豪華な部屋に辿り着いた。

 そこには、赤いドレスを着たグラマーで綺麗な女性が細いタバコを吸いながらソファーで足を組み、その近くにはさっきの男2人が床に正座させられていた。


 フィリップは「40代ぐらい? いける!」とか、女性に対して失礼な値踏みをしながら店員に案内されたソファーに座った。


「フゥ~……」


 煙をフィリップに向けて吐き出した女性は、妖しい笑みを浮かべる。


「あたしはここのオーナーをしてるキャロリーナよぉ。それでぇ……うちのシマを散々荒らしてくれたみたいねぇ」

「うん。結果的にはそうなったから、謝罪もするし賠償金も払う。でも、僕の言い分も聞いてほしいな~?」

「言い分ってぇ??」

「それがね。女を抱きに娼館に入ったらね。僕が子供に見えるとかで紹介してくれなかったんだよ。こう見えてハタチなんだよ? それも信じてくれなくて揉めちゃったってのが真相なの」

「フゥ~……」


 キャロリーナはフィリップの言い分を最後まで聞くと、煙を吐き出してタバコを灰皿に押し付けた。


「それが事実だとしたらぁ、うちに不手際があったことになるんだけどねぇ~……」

「暴力振るったのもそっちが先だから、本当は謝罪もしなくていいと思うけど、僕は仲良くしたいから謝罪と賠償金で手打ちにしない?」

「筋は通っているわぁ。筋は通っているんだけどねぇ……どう見ても子供でしょ!!」


 ここまでボスとして強気で対応していたキャロリーナも、フィリップの見た目問題は解消できないのでツッコンじゃった。


「賠償金、これでいい??」

「驚いてるんだからぁちょっとは待ちなさ……白金貨!?」


 そこを畳み掛けるようにフィリップがテーブルの上に、金貨100枚と同価値のコインを置いたので、キャロリーナも飛び跳ねた。その他は驚きすぎて凄い顔してる。


「ほ、本物ねぇ……もしかしてぇ、君は貴族の御子息……」


 白金貨なんて、貴族か大商人ぐらいしか扱う者がいないのでキャロリーナも勘繰っている。フィリップはダンジョンで中ボスの周回をしたから何枚も持ってるだけで、いまいち価値がわかってないだけなのに。


「違う違う。僕はハタチの旅人。子供になる呪いを掛けられたしがない旅人だよ。そういうことにしとかない?」

「ということわぁ、お忍びで楽しみたいとぉ……」

「そゆこと。どこでも遊べるような紹介状を一筆書いてくれると、すっごく助かるな~」


 キャロリーナが勘違いしているのでそこに付け込むフィリップ。フィリップとしては「貴族」は否定したし「お忍び」に肯定しただけだから噓をついてない気分でいる。

 貴族ならばキャロリーナも紹介状を書いてもいいかと、店員に筆と紙を持って来させて、筆を持ったところで手が止まった。


「子供にこんな紹介状書いていいのかしらぁ?」

「おしい!!」


 常識に邪魔されてあと一歩届かなかったので、フィリップは残念がるのであったとさ。



「また振り出しだ~~~」


 フィリップとしては大物に「子供じゃない」と一筆書いてさえすれば、それがプラチナチケットになると考えていたのだ。


「てかさ~……仮に子供だったとして、何が問題なの? 僕、家ではやりまくってるよ? ハタチだけど」

「まぁ、貴族ならそんな家もあるけどねぇ~……その場合はもう少し年上だからぁ……」

「わかった。こうしよう。僕のテクニック見てよ。それで判断して」

「あたしに相手しろってことぉ!?」

「なんだったら、ボスさんのテクニックも見せてよ~。ねえねえ~??」

「こ、こんなオバサンでぇ、い、いいのぉ?」

「オバサンなんてとんでもない! めっちゃタイプです!!」

「し、仕方ないわねぇ。そこまで言われたらぁ、やらなきゃ女が廃るわぁ」


 フィリップに押し切られてしまったキャロリーナ。おそらくだが、娼館のマダムが言っていたショタコンの変態とはキャロリーナのことだったから、迷惑そうな嬉しそうな顔で受けてしまったのだろう……



 それからキャロリーナは、部下の2人には「明日、沙汰を下す」とか言って追い払い、最上階にある自室にフィリップを連れ込んだ。

 そこでキャロリーナはドキドキしながらシャワーを浴びて身を清めていたら、待たせていたフィリップが入って来たので悲鳴を上げた。


「そんなに驚かないでよ~。どうせあとで見せ合うんだし」

「きゅ、急に来るからビックリしただけよぉ。洗ってあげるから来なさ……ツルツルやないか!?」


 明るいところでスッポンポンを見せ合ったせいで、フィリップの年齢がバレてしまうのであったとさ。


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