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超人クラブ 先生のフィアンセ その5

時計は夜10時を廻っている。


「ちょっと遅いけど、食事にしましょう」

そう言いながら先生は背広を脱いで袖だたみにし長椅子に背もたれにかけ

カッターシャツの腕をまくった。

エプロンをつけ台所に立って、ひかりが作ったカレーを火にかけ温める。

冷蔵庫を覗いてレタスとトマトを取り出し

あっという間に三人分のサラダを作った。

「先生、トイレ貸して」

「どうぞ、場所わかります?」

「うん、大丈夫」

風呂場の方に消えた仁を見送ってアレンに声をかける。

「アレン、手を洗ってきてください」

アレンは長椅子の側から動こうとしないでずっと下を向いていた。


「……先生」

「なんですか?アレン」

「さっき言った事」

「ああ、本気です。

 もっともひかりさんに結婚して貰わないといけませんけどね」

「僕を養子になんて、無理だ。そんな事」

「Let's take a chance.(いちかばちかでやってみましょう)

Heaven helps those who help themselves.

「天は自ら助くる者を助く」ですよ。アレン

『人に頼らず自分自身で努力する者を、天が助け、幸福をもたらす』

 という意味です。ダメかどうかまず努力してみましょう」

「でも」

「でもじゃありません」

「だって」

「だってじゃないでしょう?」

「先生」

「イヤなんですか?私と家族になることが?」

「違う。そんなわけ」

「なら、少しは私を信じて下さい。悪いようにはしません」

先生は安心させるようにアレンの肩をポンポンと軽く叩いた。


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