表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
464/483

超人クラブ アナザー その272

「なんだ。やぶから棒に」

「響は里で一番、僕が弓がうまいって言ったよね」

「うん。言ったな。それがどうして嘘つきになるんだ」

「今日、試合で引き分けたんだ」

「試合?学校にそんな授業があるのか?」

響は怪訝な顔をした。

「ちがう。部活で」


「……部活?弓道部か。いきなり試合したのか?」

「そう」

「ふーん。どうして試合になったんだ?」

「僕が申し込んだ」

「は?よくまぁ。そんな事を」

「引き分けると思わなかった。ものすごいショックだ」

顏を上げて不満そうに唇を尖らせて、畳みかけるように裕也は言った。


「狭い世界で天狗になってたんだから、鼻っ柱折られてちょうど良かったんじゃないのか」

バフン!笑う響に裕也はむっとした顔でクッションを投げつけた。

「裕也は里では一番だけど、世間は広いって事だ」

バフン!二度目は命中しなかった。響はちゃっかり避けてクッションは壁にぶつかった。


「どや顔で言うな」

「でも、ソイツはそうとう弓が上手いって事だな。交渉決裂か。焦ってもだめた」

「わかってるよ。だけどさぁ。彼、ほんと質の悪い番犬みたいなんだから」

「質の悪い番犬?」


「角田っていう上級生。試合を申し込んだ相手だよ。

 角田財閥の次男らしい。彼があまりにも要をガードするから」


「なるほど。イラっときて試合を申し込んだと?」

「そうだよ。なんか文句ある?」


大ありだ。こりゃ、相当に向こうの気持ちはこじれただろうな。と響は嘆息した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ