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超人クラブ マサカノ幕間 その2
「あのぉ。こんな終わり方なんですが」
「ふむふむ」
「ふむふむって何ですか?」
「予想通りですね」
台本を読んでいた助監督が言った
「あ、そうですか」
「面白くない。面白くないわょ。もうちょっと、こうひねりがないと」
秋野省吾がちょび髭をなでながらぶつぶつ文句を言っている。
「そうですか。でも、これしか思いつかなくて」
「いやぁ、これでいいじゃないですか。この二人ならこんな展開ですよね~。」
「じょかんとくぅ~、解って貰えてうれしいよ」
「泣かないで下さいよ。汚いなぁ。涙と鼻水で顏。ぐしょぐしょですよ」
「あ、はい」
差し出されたハンカチで顔をふく紫雀。
助監督のやさしさが身に染みた。




