表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/483

超人クラブ 菊留先生の憂鬱 その十八

「笑いすぎです。佐藤君」

菊留先生は、軽く俺を睨んで注意する。

「……すみません」

続けて先生は智花の使った言葉。

からすの濡れ羽色』について英語で説明を始めた。

もともと国語教師なのだから知識はあるのだろうと理解できる。

だが、なぜこんなにもしゃべる英語に淀みがないのか。

教科書もみずにすらすらと英語をしゃべる。

先生は外国に住んでいた事でもあるのか。首をひねるところだ。

 

「Hi,Tomoka.(智花さん)、They say “hair, Nurebairo of crow”

 (烏の濡れ羽色って)I was used as a word

 that epithet the hair of a black glossy women.

 (女性の美しい黒髪の事を言う誉め言葉ですよ。)

 Is not used for men(男性には使いません)」

「It is the image of black Speaking of crow,

(烏 からすといえば真っ黒というイメージですが)

but its wings looks (よく見るとその羽は)

very glossy purple and blue,(紫や青)

and green and look closely.

(緑などの光沢を帯びて見えます)

This is because it ……」


ここまで説明して菊留先生は怪訝な顔で智花を眺めた。

それまで大人しく机に向かって先生の説明を聞いていた智花に変化が起きていた。


智花の体はまるで糸の切れた操り人形のように不自然にかくんかくんと

折れ曲がり脱力した状態で机の上に突っ伏した。

あまりにも突然だった。

「……これは、寝ているというより……」

先生は智花の手を十数センチ持ち上げて落としてみる。

手はぱたりと机に落ちた。

隣に座っていた俺は別段に驚きもしなかった。

これが授業中の智花スタイルだ。


智花は一時限終始このままで過ごし終わりのチャイムと同時に立ち上がって

皆と一緒に礼をする。

途中必死になって英語の坂田先生が起こそうとするが智花は全く反応しない。

この状態は中学の授業からで学校中で噂になり一種の名物になっていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ