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超人クラブ アナザー その246

「世話になってる? そうか……角田……角田コンツェルン?」

「そうだ」

「先輩は大会社の御曹司というわけですか」

「僕は次男だ。会社は兄が継ぐことになってる」

「角田コンツェルンはスーパーや飲食店、ホテル。製造業など多彩な業種を持つ巨大企業」


「そうだけど?」

「先輩はいずれ、その会社の一翼を担う予定なんですね」

「……」

「先輩には是非とも僕の「後ろ盾」になってもらいたいなぁ」


本気とも冗談ともつかぬ軽い口調で裕也は言った。

「後ろ盾」は財界の大物がよばれると佐藤先輩が言っていた。

学生の身分である先輩では箔がつかない。


「高森だけじゃなく僕まで口説くつもりなのか?遠慮するよ。僕はまだ学生だ。

 財界に全く影響力はない。他に適任者がいるだろう」


事情通の先輩は、さも迷惑だと言わんばかりの冷たい態度でのたまった。


「角田家と言えば戦前から日本経済を動かしてきた財閥の一つに数えられる名門」

「だから?」


「先輩には財界で大物になれる可能性がある」

「……奇貨(きか)(こうというわけか。断固ことわる。頼られるのは迷惑だ」

先輩は裕也の提案を一蹴した。


「ともかく、僕は君と勝負をする気はない。わかったら帰りたまへ」

「そんな事言って、先輩、僕との勝負が怖いんですか?」


「聞いてなかったのか。素人は相手にしない。僕は小学校5年から弓道している。

 いくつかの大会で優勝した事もある。失礼ながら君の腕では僕に太刀打ちできないだろう」


角田先輩は至極もっともな事を言った。

裕也はクスッと笑った。


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