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超人クラブ アナザー その245

くださいってなんだ。犬? 猫? 嫁!?


俺はモノじゃない。っていうか、何かをもらうみたいな言い方すんな。

目いっぱい変な誤解を招いているじゃないか。

くすくす笑う弓道部員たちの声に動じることなく角田先輩は言った。


「却下。僕は素人を相手にする気はない」


え、角田先輩。突っ込む所はそこ?そこですか。

なんか、ずれてない?俺、今お嫁に貰われちゃう雰囲気なんですけど。


「それと高森はやれない。高森はものじゃないからな」

よくぞ言ってくれました。俺はものじゃない。

俺は当然、嫁にも行かない。


「なぜですか?」

「君は陰陽師だったな。

陰陽師の「ください」は相方にしたいという意味だろう?もっての外だ」

裕也は黙り込んだ。


「相方になったら、早死にすると言われている。

高森をそんな危ない役に付かせるわけにはいかない」

やっぱりそうか。相方は早死にするんだ。


「……よくご存じですね」

裕也は否定しなかった。


「うちの会社は彼らに再々世話になってるから陰陽師の事はよく知ってる」


「湖北一の宮」には新しい店舗を作る度に、方位やゲン担ぎ。

施行期間の時期、オープンの日付に至るまで、いつが吉なのかもろもろのお伺いを立てている。

本社ビル建設を施行する際に行われた地鎮祭は、さながらお祭りのようだった。

無理やり学校を休んで出席させられた護はその仰々しさに辟易したものだ。

なんらかの行事に陰陽師が絡むと華美になる。

子供の頃から嫌という程、関わってきた護の言葉には上滑りではない重みがあった。



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