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超人クラブ アナザー その240

「かなめー、あ、いない。ねぇ、君、高森要はどこにいったのかな?」

隣のクラスの裕也が休憩時間にやってきて、クラスメイトに俺の居場所を尋ねている間に、こっそり後ろのドアから部屋の外に抜け出したり。


3、4組合同で進度別に別れる数学では

「あ、要。数学。一緒のクラスなんだ。よかった」

「悪い。忘れ物した」


一旦自分のクラスに戻って時間をずらしてから、移動先の教室に入り隣に座らないように画策したり。


実際には呼ばれてないのに昼休みは『角田先輩に呼ばれてるから』と言って図書館に逃げ込んだり。

もう午後からは角田先輩の名前は連呼して彼を避け続けた。


さっきも『角田先輩のいる弓道部に行く』と言って、一緒に帰る事を拒否したばかりだった。


先輩ごめんなさい。目いっぱいだしに使ってしまいました。

でも、先輩ならきっと許してくれる。きっと。


……どうにも葛城裕也は苦手だ。なぜ、隣のクラスなんだろう。

八組もあるんだから、もっと離れた所ならよかったのに。

ついつい先生に恨み節を言いそうになる。

でも、菊留先生のせいじゃないってわかってるからあえて黙っていた。


四人分の椅子と大き目の丸いテーブル。

俺は突っ伏した机の上からぼんやりと部屋の中を見回した。

書棚と先生愛用の食器棚があり、窓際の飾り棚に数個のぬいぐるみがある。


この部屋も向こうと変わらないんだな。

ベタな感慨にふけっているとガラッとカウンセリングルームの扉が開いた。


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