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超人クラブ アナザー その223
「な、なんだ?」
「佐藤先輩は前世の夢を見る方法を知ってますか?」
「えっ、前世の夢?」
さらに真剣なまなざしで俺は佐藤先輩の顏を覗き込んだ。
「前世の夢か。退行催眠とか。うーん。
ヒプノセラピーとかそういうタグイの奴か?よくは知らんが」
「なんか、他にもっとお手軽な」
「しらね。ネットで調べてみれば」
「ですよね。調べます」
「あっ、そう言えば陰陽師の技になんかあったような気がする」
先輩は、ポンと手を叩いて言った。
「そうだ、高森、お前、葛城裕也に会ってきたらどうだ?」
「はぁ、何故ですか?」
「あいつは陰陽師だからさ。ねだれば夢玉の一つでもくれるんじゃないかな」
「夢玉?」
「陰陽師が使う強制的に夢を見るアイテムだ。前世の夢にも使えるかもしれん」
「会ったくらいでそんな大事なアイテムくれるわけないでしょう?」
「そうかな?案外脈ありだとおもうけど」
「……第一、居場所わかりません。それに俺、葛城裕也なんて全然知らない奴なんですけど」
佐藤先輩は俺の顏を見て意味ありげににやりと笑った。
「あの陰陽師はお前にご執心だからな。」
「……ご執心ってどういう意味ですか」
「奴はお前を相方にしたがってる」




