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超人クラブ アナザー その198

でも、やっぱり納得はいかなかった。


「先輩、どうして、同、……いや、添い寝なんかしたんですか?」

ものすごく恥ずかしかったけど俺は改めて質問した。


「高森は体を張って僕を助けてくれた。だから恩に報いたかった」


先輩は生真面目にそう答えた。

律儀だ。こういう所は向こうの先輩と変わらない。


「でも、……どうして」

「どうしてって……もしかして、嫌だったのか?」


座したまま先輩はうつむいた。


「高森は……その、……僕を放してくれなかったけど」

わあぁぁあっ!その先は言わないでくれ!

死ぬ!マジで赤面する!


俺は先輩の唇にぴたっと両手の指先を重ね合わせた。

すいません。放さなかったってずっと抱きしめたって事ですよね。

意識がもうろうとしてたとはいえ、申しわけない。


嫌じゃない。っていうか。そうじゃなくて。


俺も正座して膝の上に両手をおき上目づかいに先輩を見た。

緊張してほんとにかちんこちんに固まった。


「だって先輩。俺の事嫌ってたじゃないですか」

病室に日参したのも一緒に遊園地に行ったのも、先輩が義務や責任を感じたからで。


「最初は嫌いだった。でも、その、なんて言ったらいいか」


先輩は一呼吸置いた。


「……高森といると安心する。ずっと一緒にいたいと思った」

「え?」


俺は女子から告られた様な錯覚を覚えた。

思わず眼をまんまるにして先輩を見つめる。

濡れた瞳がきらきらと煌めいて口元に自然な笑みがこぼれて。


ごくりと生唾を飲み込んだ。

やばい……萌えた。耳たぶが熱い。胸がどきどきする。


いやいやいや、ないから、だって先輩だぞ先輩!

ときめく相手が思春期まっさかりの男子高校生なんて。

どう考えてもおかしいだろ。


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