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超人クラブ アナザー その175

「先輩、こっち」

後ろから追いかけてくる野次馬をかわしてあっちこっち逃げ回っていた高森要おれは、

先輩を誘導しせまい路地奥に入り込んだ。


「どこ?いない」

「まだ近くにいるハズよ。探せ探せ」


付近を捜索している野次馬軍団を息をひそめてやり過ごす。

バタバタと走り去る音を聞いてようやく二人、路地から出てきた。


「すごい、人気だな。高森」

感心したように角田先輩が言う。

ちがう。あれは人気なんかじゃない。

俺のスキャンダルが雑誌にのったから、面白がって追っかけてきてるだけだ。


「違います。ただ、彼らは面白がってるだけですよ」

「今日は一日これかもしれないな。もう帰るか?」

「半日乗り放題券買ったから、勿体ないです。」


俺は涙目で抗議した。

どこの遊園地でも乗り物チケットの払い戻しはしてくれない。

何も乗らずに帰るのは無念すぎる。当然、金額分は乗ってから帰りたい。


ちょうど目の前に観覧車が見える。

「先輩、気にせず乗りましょう。観覧車ならいいでしょう?」

植物園の中を通り、先輩を引っ張って観覧車の方へ行こうとしたら、

背後から声をかけられて俺は振り向いた。


「おい、高森、角田」

「うげっ、佐藤先輩。泉、智花先輩も」

「よかった。みつかったぁ」

見慣れた三人がそこにいた。

三人共、私服だ。


佐藤先輩はティーシャツとジーンズだったが。

泉と智花先輩は女の子らしい黒のティーシャツとギンガムチェックのスカートを身に着けている。

ひざ下まであるスカートが風になびいて愛らしい。

二人ともよく似合っていた。


「うげっじゃねぇ。全くお前らは、携帯の電源くらい入れとけよ。

 おかげで探し回るはめになったじゃないか」

「すみません。充電し忘れてて」


言われて角田先輩は佐藤先輩に素直に詫びていた。


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