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超人クラブ アナザー その162

「佐藤先輩。ほんとに来るのかなぁ?」


土曜の午後、絶叫マシン乗り放題の丸締ランドにある入場者入り口を睨みながら

泉加奈子はグラスに入った十八茶を飲みほした。

座っているテーブルはランド内入り口付近に併設されたカフェ。

よく待ち合わせに利用される場所だ。


「もちろん、来るに決まってる」


佐藤仁は一口大に切ったパンケーキを口に運びながら自信満々で返事を返した。

その向かいの席に座ってパフェを食べている大山智花がツッコミを入れている。


「加奈ちゃん。話半分に聞いた方がいいわよ。佐藤君に予知はないから」

「えっ、でも、よくサイドエフェクトがって言ってますよね」

「言ってるけど、それはものすごーくいい加減な勘レベルの話だから」

「へぇー。そうなんだ」


「なになに、聞こえてんぞ。智花」

「だって、ほんとの事だし」

「あっ、角田先輩、みっけ」


言いながら、加奈子は入り口付近を指さす。

よくみればその隣にグラサンをしてキャップをかぶった高森要の姿もあった。


「うっわーっ、似合わねぇ。なんでグラサンにキャップなんだ」

「ほんと、浮いてる浮いてる。フツーにしてた方が目立たないのに」


高森要は付近にいた原色アロハシャツにテラードジャケットを羽織ったおっさんに絡まれてる。

困った風に肩をすくめて対応しているが振り切れてない様子だ。


「なんか。高森、困ってる風だな」

「ほんと、あっ、グラサンとられた。あっ、キャップも」

「何、やってんだ。あいつ」

「さぁ、でも明らかに困ってるよね」


言いながらも三人は高見の見物を決め込んで助けに行こうとはしなかった。

頼んだものが来たばかりなので動く気になれなかったのだ。


「先輩行かなくていいかなぁ」

「いいだろ。別に」

「ほんとに。二人とも走りだしたんだけど?」

「えっ、マジか。まっ、なんとかなるっしょ。携帯があれば居場所を特定できる」


能天気だ。三人共この時点で二人の居場所を特定できなくなるとは思っていなかった。



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