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超人クラブ アナザー その153

匠ははっと息を呑んだ。

死んだはずの妹が目の前にいる。


「……夢見、お前、死んだんじゃないのか」

「ええ、死にました。このドレス、見覚えがあるでしょう?わたくしの死に装束です」


夢見はツンとした表情でそう言うと先輩の肩に添えていた手を離しスッと立ち上がった。

匠はバツが悪そうに視線を床に落とした。


「兄さま。視線をそらしたという事は自分の悪行を反省しているという事なのかしら」

「悪行って……お前」


「護に対する暴力とイジメ。

 二つとも犯罪だわ。ご存じかしら。身内でも訴える事が出来るのよ」

「おおおっ俺は本当の事を言っただけだ」


「言い訳は聞きたくありません。私が死んだのは護のせいじゃないわ。

 それをねちねちと執拗に責めて。男らしくないわよ。兄さま。貴方はいくつになったのよ」

「二十三だが」

「護はまだ十七よ。いい歳した大人なのに。

いい加減に弱い者いじめはやめないと夜な夜な私が化けて出るわよ」

「夢見、お、俺が悪かった。許してくれ」


匠は床の上に正座して頭をさげ必死に謝っている。

一方的に妹にやり込められている匠をみて高森要は拍子抜けした。

意外とかれは妹に弱いタイプだったらしい。


「今後一切、護には手を出さないと誓いなさい」

「……」

「さあ、兄さま。お返事は」

「わかった。約束する」

「それから、護に謝って下さい」

「なっ、なんで」

「なんでじゃありません」


夢見は容赦なく兄を睨んだ。




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