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超人クラブ アナザー その136

誰だろう。

着信履歴を見る。名前が表示されてない。

もしかしたら、劇団関係者か?凪高の友達?

待てよ。このナンバー……見覚えがある。

内心びくびくしながら電話にでる。


「……はい。高森です」

「あっ、高森君、泉だよ」

「なんだ。泉かぁ。驚いた」


俺は安心してホッと息をついた。

……でも俺、こっちの泉に携帯番号おしえたっけ?

記憶にない。一体どうやって調べたんだ。


「高森君、明日の約束どうなったの?」

「えっと、あの、泉は来ないんだろ?」


「うん、そうだけど」

「角田先輩と遊園地に行くことになったよ」

「へぇ、そうなんだ。ねぇ、どこの遊園地」

含みのある問いかけだ。


「……絶対、教えない」

「けち!教えてよ」


『私たちは静観する』と泉はそう言った。

大方、残りの三人で俺達を観察するつもりなんだろう。

そんなのまっぴらだ。


「お断りします」

「なんで、へるもんじゃなし」

「……泉、なーんか、悪だくみ考えてるだろう」

「……別に悪だくみじゃないし」

「俺達を見て陰で笑ってるとか」


「あっ、そうかも」

「やっぱ、教えない」

「たかもりくーん、お願い」

「ぜったい、やだ」


っていうか。まだどこの遊園地に行くかきめてないし。

候補はあるけど。俺がその候補名を頭の中に浮かべた途端。

泉が叫んだ。


「あっ、わかったぁ。絶叫マシン乗り放題の丸締ランド!」

「なっ、なんでわかったし」

あっ……まさか!


「泉、もしかして、そこに佐藤先輩がいるのか?」

「うん、あったり。よくわかったわね」

「泉、ちょっと、先輩に変わってくれ」

「いいよ。どうぞ」


「オッス。高森、今日退院だって?おめでとう。調子よさそうだな」

「……ありがとうございます。佐藤先輩。

 携帯使って人の思考読むとか。随分と味な真似をしますね」


俺は力いっぱい皮肉を込めてそう言うと佐藤先輩はこともなげに言った。

「当然だろ。俺は能力者だからな」

「プライバシーの侵害だと思うんですけど」


「まっ、その通りなんだけど。高森」

「……はい?」

「お前さぁ、俺達に隠してる事があるだろ」

「……?」


思い当たるふしがない俺は佐藤先輩の言葉に首をかしげた。



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