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超人クラブ アナザー その132

自室を出た所でちょうど帰宅した父と廊下で鉢合わせになった。


「あっ、父さん、お帰りなさい」

「ただいま、要、もう動き回って大丈夫なのか?」


「うん。平気」

「そうか。急な退院で驚いたよ」


母が父の会社に連絡を入れて、今日退院する事を告げていたらしい。

二人一緒にリビングダイニングに入った。

母はキッチンで先に夕食をたべた俺たちの食器の後片付けをしている所だった。


「父さん。母さん。話があるんだけど」

「何だい。要」

背広を脱いでルームウエアに着替えながら父が問い掛けてきた。


「俺、転校したいんだけど」

「要ちゃん。やっぱりそうよね。あんな恐ろしい学校行きたくないわよね」


母は洗い物の手を止めて俺の方を振り返り早口に言った。

妙に物分かりがいい。当然と言えば当然かも知れない。

自分の子供が殺人未遂事件の被害者になった。

その犯人は同じ学校に通う上級生だ。

そんな学校行かせたくないのは親の心理だろう。


「私も学校を替える事には賛成だ。

 あんな事件を起こすような生徒がいる学校に戻らせるのは危険すぎる」


意外な事に父からも賛同を得た。

「で、要は転校先をどこにしたいと考えているんだ」


もう、気持ちは決まっていたけど俺はちょっと首をかしげ考えるそぶりをした、


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