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超人クラブ アナザー その130

「わかったって何が」

「ううん、内緒」

何が内緒なのかさっぱりわからない。


「でもさ、なんでさっき、その事、角田先輩に言わなかったの」

「うん、今、思いついたんだ」

「……そっか。ドクターにお伺いたててって……土曜って明後日じゃないの。もうっ」

はやく退院の話しないと泉は焦った。


泉は肩に引っかけていたスクールバッグから自分の携帯を取り出すと電話をかけ始めた。


「あっ、角田先輩。明後日、午後、暇ですか?」


たぶん暇だ。俺の把握している先輩のスケジュールでは。

日舞は隔週の土曜午後で今週はないはずだ。


「そうですか」泉の声が明るい。

「じゃ、高森君がデートしたいって言ってます」

「えっ、違う、ちょっと貸して泉」

赤面した俺が携帯を取り上げようとするとスルリと交して泉が続けた。

「はい。わかりました。伝えますね」


話はついたらしい。

泉は携帯を切って俺をみるとウインクして親指をぐっと立てた。


「ああっ、目いっぱいゆがんで伝わったわけね」

「いや、正しく伝わってるよ。二人で行ってくれば?」

「えっ、泉も行くんだろ?」

「行かないよぉ。お二人でどうぞ。邪魔しちゃ悪いでしょ」

「いずみ!」


何がどう悪いんだ。突っ込もうとしたがやめた。

泉がこの状況を面白がっているのは明らかだ。


彼女はくすっと笑うと楽しそうに言った。

「高森くん。先輩を笑わせようと思ってるんでしょ?

 私は失敗した口なの。わたしたちは静観させてもらうわ」


わたしたち?わたしたちって誰の事だ。


なんだか、ほんとに嫌な予感しかしない。



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