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超人クラブ アナザー その119

探偵事務所を後にした裕也は夜のネオン街を歩いていた。

とある三ツ星で有名なホテルの中へと入って行く。

裕也が中に入るとカウンターの受付嬢が声をかけてきた。


「お帰りなさいませ。葛城様。伝言を預かっております」

「ありがとう、つれは?」

「まだ、お帰りではありません」

「そう」


彼はメッセージの入った封書と部屋の鍵を受け取ってエレベーターに乗り込んだ。

五階を押して封書を破り中身を見る。

ただ一言。

「帰ってこい」とだけ書いてあった。


嘆息した。

「あんなところに帰れるか……。」

裕也は一人ごちた。


あの家で自分は死にかけたのだ。

大事な跡取りのはずなのに、自分の食事に毒を盛った奴がいる。

食事はすぐに吐き戻し、病院で胃洗浄された。

それでも体を毒に慣らすことはしていなかったのでかなりダメージを喰らった。


直後、館は騒然となった。

まもなく一人の侍女が死んだ。

それでうやむやになったが、自分のまわりにいるすべての人間が信じられない。


内部に敵がいる。

湖北一門は大きな組織だ。

本拠地の置かれている建物には下働きや護衛も含め総勢300名ほど暮らしている。

裕也に接触する人間は日に100人を下らないのだ。。

どこに敵がいるのかわからない。

内部に敵がいる以上、組織に身を置くのは危険行為と言えた。

裕也は信頼のおける数人にのみ居場所を明かし雲隠れする事にした。


エレベーターを降りて自室に入り電気をつけてから手紙を破りゴミ箱に捨てた。

彼は都会に来てからずっとホテル暮らしだ。



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