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超人クラブ アナザー その78

時空を移動した要は、ベッドの上で横たわっている自分の体を見た。


スースーと寝息をたて、ただ眠っているように見える。

事情のわからない者がみたら魂の抜け殻だとは誰も思わないだろう。


なんのためらいもなくスッと体の中に入った。


屋上で感じた頭痛はほとんど治まっていた。

なぜ、あんなに痛かったのか。思い当たるふしがない。


あの瞬間、頭の奥底から湧き上がってくる激痛にどうにかなってしまいそうだった。

先生が来てくれなければ自分はきっと……。

目を閉じた。

全身を倦怠感が覆っている。

おかしなものだ。疲れているのは精神で体ではないのにと思う。

疲れ切った要はいつの間にか眠っていた。


テレビ台の上にある置時計の時を刻む音が部屋に響いている。


半開きのカーテンから西陽にしびが差し込んできて

部屋全体が熱いくらいの熱気に包まれ高森要は目を覚ました。


窓に眼を転じれば遠くの山の端に沈んでいく夕日が見える。

カァ、カァと鳴きながらねぐらに帰っていく烏たち。

見慣れた光景、もうすっかり、夕方だった。



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