超人クラブ アナザー その34
っていうか、ねーちゃん言うのそこ?なんか違くね?
俺は姉のノー天気さ加減にあきれた。
ほんとなら、もっと、こう、……。考えるのをやめた。
さっきから、鏡に映るオレは俺の意思とは関係なく動いている。
オレは鏡を覗き込み櫛をつかって軽く髪をかき上げオールバックに整えた。
部屋に戻って家の鍵と財布の入ったお出かけ用のリュックを肩に引っかけて家を出ていこうとする。
玄関口まで行って靴を履き外に出るために扉を開けた。
そこに二人の先輩が立っていた。
『佐藤先輩。角田先輩』
なんでここに?
「高森、ちょっと話がある」
佐藤先輩にそう言われて戸惑う俺の気持ちとは裏腹に、
オレは「ちっ」と軽く舌打ちした。
『なっにぃーっ、舌打ちだと』
明らかに歓迎してないとわかるオレの態度の悪さ。
俺はオレを殴りたい気持ちになった。
そして、その行動は二人の先輩の気にさわったらしい。
伊達メガネ奥の一重で切れ長な瞳がオレを威圧するように瞬き、
剣のある黒曜石の眼差しがオレを威嚇するようにキラリと光った。
そんな空気をもろともせず、三白眼なオレは二人の先輩に喧嘩をうっていた。
ポケットに両手をつっこみ片足で地面をけって、斜め下から睨むように視線を投げかける。
「何?なんか用?オレはお前らに用なんかないんだけど」
言葉 遣いがまともじゃない。
先輩に向かってお前らとか言っちゃってるし、まともに目をあわそうとしない生意気な態度。俺はあせった。うそだ、こんなの俺じゃない。




