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超人クラブ アナザー その27

涙を拭って答えた。


「向こうの世界では俺と先輩は仲良しなんだ」

「へぇ?そうなんだ。聞きました?先輩」


「聞こえてるよ。泉」

「先輩も向こうの先輩を見習って人間嫌いを治した方がいいですよ」


「……よけいなお世話だよ」

「またぁ、意固地なんだから」

「あっ、角田先輩の人間嫌いは相変わらずです」


人当たりはいいが打ち解ける事はない。

俺は誤解がないように注釈を付け加えた。


「ふーん。そうなんだ」

泉は首をかしげた。

「じゃ、仲良しは高森君だけ?blだったりして」

「違うよ。泉、誓ってやましくない関係。」

「ほんとかなぁ。なんか妖しい」


「泉!」

先輩は顏をまっかにして泉をたしなめた。

向こうの先輩なら平気な顔して全く反応しない。

でもこっちの先輩はすぐ反応して子供みたいに抗議してくる。


ひとしきり笑った後で泉が言った。


「高森君ってしゃべりやすいね。

 しゃべるまで高森君がこんな人って知らなかった。先輩もそう思うでしょう」

「うん、まぁ、そう思うけど」


奥二重の双眸が改めて俺を見た。

直視できず、あわてて目をそらす。


どうにもちぐはぐな感情を持て余し、俺はしばらくの間、沈黙した。


10分後、俺たちは人気のないの自然公園のベンチに座っていた。

梢を渡る風が気持ちいい。


「お前、高森要だな」

三人で話をしていると一見して私立の制服とわかる

風体のよくない感じの生徒に声をかけられた。


「凪高の多岐だ」

凪の多岐……。

わけがわからず俺は咄嗟に泉を見た。


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