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超人クラブ アナザー その21

藤堂弘明と一ノ谷正人は、高校時代からのつきあいだ。

大学は違ったが、その後も交流が続き、メールで近況をやり取りする中だ。


「藤堂から聞いた。結婚と同時に外国人の子供を養子にしたって」

「はい。これがなかなかいい子で」

「全く、お前は変わってるな。どうすればそういう発想になるのか」

「話せば長くなります」

「じゃあ、話さなくていい」

「つれないですね。話くらい聞いてくれてもいいでしょうに」


しばらく目を伏せていた正人は顏をあげて義之をみた。

「……でっ、なんの用だ?」


茶がもったいないと言われたにも拘わらず弟子入り志願の裕也は

冷蔵庫の中の麦茶をガラスのコップに入れて差し出してくれた。

義之はローテーブルの上に出された麦茶に手を伸ばして言葉を紡いだ。


「実は竜穴の事について、教えて欲しいんです」

「……竜穴?そんな簡単に説明できることじゃないし

 それこそ、話せば長くなる」


「手短にお願いします」

「はぁ、義之、今ちゃんときいてたか?手短に話せる事じゃないって」

「ですから、手短にお願いします」

「ああっ、もう、わかった。出来るだけ端折って説明すればいいんだろう?」


正人は根負けしたというようにため息をついた。


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