超人クラブ 桜花恋歌 その47
4・英検1級
英検1級合格に必要な語彙数は10,000~15,000って先輩自信が言ってたじゃないですか。
英語なんてただでさえ苦手なのに、こんなに単語、覚えきれるわけない。
5・漢検1級
前に、角田先輩が出したクイズ、確か漢検一級の漢字テスト。
級莢豌とか 兀兀とかマニアックな漢字がならんでいた。
そんなの解らなくても生きていける。生きていけるから。
6・バイク免許
7・宅建
その他もろもろエトセトラ……
取るべき資格は15項目及んでいる。
「うわぁ、まじ勘弁してください。俺、こんなの絶対無理ですって」
「どこが無理なんだ?」
「全部ですよ。全部、そもそも、開成南主席からして無理ですから」
「無理じゃない。為せば成るだろ、たかもり」
「前言撤回します。俺、先輩のワンコでいいです」
「はぁっ、どういう意味なの?」
「だって、ワンコなら勉強できなくてもいいですよね。俺、その地位に甘んじます」
「高森、お前、この前、角田のワンコじゃないって全力否定してたよな」
「佐藤先輩、よけいなつっこみ入れないで下さいよ」
「つっこみじゃなくて事実を言ってるんだが」
「佐藤先輩には思いやりという言葉はないんですか?」
「大丈夫、高森、千里の道も一歩からって言うだろう?一歩一歩頑張ればきっとできるよ」
「角田先輩が言うと、千里より遠い万里ぐらいの距離に感じます」
「角田先輩。もう、ほんとに、まじで勘弁してくださいっつ!」
俺はファイルを放り出してカウンセリングルームを逃げ出した。
「あっ、こら、待て。高森」
ガラッと扉がしまった。
二人がいなくなった後で先生は床に放り投げられた
ファイルを拾って暫く読んだ後、佐藤仁に渡した。
「げっ、これ、すっげぇー」
「さすが、完璧主義者の角田君、容赦ないですね」
「リアリストだからな。自分の眼の前にあるものしか信じないし」
残った先生と佐藤仁が、笑いながらこんな話をしているとは
夢にも思ってない高森要だった。




