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超人クラブ 幕間 おまけ編

角田護は例のファミレスで紫雀を見つけると

つかつかと歩み寄り机の上にバンと台本をたたきつけた。


「一体、なんなんですか。この台本!」


机の上に突っ伏してよだれを垂らして寝ていた紫雀は

その剣幕にようやく体を起こして反応した。


「あっ、角田君、おはよ」

「おはようじゃありませんよ。どういうつもりなんですか。この台本」

「あん?この台本ン?」

紫雀は眼鏡をかけ直して机の上に叩きつけられて、しおれてヘナヘナになった台本をみる。

まだ、寝ぼけているのか。まともな言葉遣いができてない。


「どこか変?」

「変?変どころか。ここですよ。ここ」


「角田くん。脱いで」


「角田くん 意識不明の重体で」


「なんですか。この展開、セクハラですか。それともパワハラ?」

「あっ、ごめん。なんも思いつかなくて」

「思いつかなくてこの展開?あきれて読者が逃げていきますよ」


「あーっつ、そうかも。アクセス数激減してるわ」

「もう、嫌です。なんなんですか。この開き直り、僕、役おりますからね?」

紫雀はにやりと笑った。

「角田君、プロなんだよね。役者魂!でのり切りなさい。今やめたら契約違反だよ」

契約書をひらひらと頭の上でかざして見せる。

「ひどい、いつかやめてやる。こんな役」

言われて事が的をえていたのか。

角田護は、捨て台詞を吐いてプンスカしながらその場を出て行った。


「ほんと、酷いですよ。先輩の役って、いつも入院したりとか、

 学校休んだりとかじゃないですか。少しはまともな役回りを考えてあげないと」

紫雀の後ろで台本を読みこんでいた泉と高森が抗議してきた。

「うーん、そうなんだけどさぁ。

 角田君の話考えるとついついイジメたくなっちゃうんだよね。キャラは好きなんだけどねー」

「……キャラ好きなんですか」

「うん、大好き」

「そうは思えない!」泉と高森が同時に叫んだ。

「あら、だって言うじゃないの。可愛いと思っているとイジメたくなるって」

二人はあきれて紫雀を見た。

「処置無しですね。」「ほんと」

「作者の愛情が怖いわ……。」

作者のゆがんだ愛情につける薬がない。

まだまだ角田護の受難は続くのであった。


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