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超人クラブ 桜花恋歌 その16

「ずばり!角田君は桜の木に懸想されてしまったって事ですよ」

「はぁ、……懸想……?」


「はいはい、せんせー、ケソウって何ですか?」


「佐藤君!まったく、君は本当に受験生なんですか。懸想というのはですね。

 異性に思いをかけること。恋い慕うことっていう意味なんですよ」

先生は受験生らしからぬ質問に嘆きながら丁寧に説明してみせた。


「角田君、君は植物とは話をしますね」

「はい」

「桜花荘の桜とも話をするんですか?」


「……いいえ。あの樹は話しかけても答えてはくれません。

 一方的に僕が話しかけるだけです」

「そうですか……」

「あの樹の下は落ち着くんです。だから色んな話をしてしまいます」

 夢見るような表情で先輩は答えた。


「……そうでしょうねぇ。

 樹齢500年の樹ともなれば、もうパワースポットのようなものですから」


「ついこの間も日本舞踊の着想を得たくて、桜の樹を見に行きました」

 先輩は隔週で花柳流の日本舞踊を習っている。


「花柳流の?出し物は何ですか?」

「桜花恋歌。創作舞踊だそうで僕は来年でませんから」


「受験のために、一年お休みするんですね」

「そうです」


「どんなお話なんですか?」



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