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お久しぶりです。
更新が遅くなり申しわけありません。
今回はダーツのルール説明が中心です。
「それじゃあこれからルールの説明をするから」
「うん。」
俺は今、遠野さんと柚子ちゃんの二人とダーツ台の前に立っている。
無論ダーツのルール説明をするためである。
遠野さんに何所までダーツのルールがわかるか聞いて見た所、「ダーツの矢を的に向かって投げることと1人3回投げられるということならわかるよ」といわれたのでこうして一から教えることになった。
確かにこれだけしかわからなければ、ダーツなど面白くも何ともないだろう。
遠野さんは達也達とダーツをやっている際、知らぬ間に投げて知らぬ間に終わっていたということが結構あったのではないだろうか
よくこれだけの知識で達也達と一緒にダーツやっていたな。
ある意味すごいと思う。
「まずは簡単にダーツの説明をしようか。ラウンドって言葉知ってる」
「ラウンド?」
「そう。ラウンドはダーツのゲームの単位のことを言うんだよ。1ラウンドにダーツの矢を3投投げることができて投げ終わったら対戦相手と交換する。それを決められたラウンド数をこなすまで続けて行くんだ。ゲームによってはラウンド数は変動するけど、基本的には15ラウンドか20ラウンドのどちらかだよ」
「そうだったんだ。達也君達にはあの的に向かって投げればいいよとしか言われてなかったから」
こくこくと頷く、遠野さんと知ってるよって顔で見る柚子ちゃんはそれぞれ対象的だった。
それにしても達也達はどれだけいい加減な教え方をしているんだよ。
これじゃあルールが全く分からないだろう。
「……次は得点の説明だね。まず、ダーツは1~20点まで点数が取れるんだ。それはダーツの円盤にそれぞれの点数が書いてあるからそこの点数に書いてある箇所に当たれば得点が入る」
「じゃあダーツボードの外に矢が当たった場合はどうなるの?」
「得点は入らないよ。例えば3投中2投ボード内に当たって1投ボード外の場合は、当たった2投の合計点数がそのラウンドの得点になるんだよ」
簡単な説明の後、遠野さんの様子を見ると彼女は俺の説明に感心しきりのようだ。
これで遠野さんも少しはルールが分かってきたのではないだろうか。
「どう? ここまでで何か分からないこととかあった?」
俺の説明に遠野さんは首を横に振ってこたえる。
ここまでの説明は遠野さんには分かってもらえたようだ。
それだけでもここまで説明したかいがある。
「お兄ちゃん、点数が倍になる話はしなくていいの?」
いつの間にか俺の近くにきた柚子ちゃんが俺の制服の裾を掴みながら上目づかいでこちらを見ている。
その小さくて愛らしい姿を見れただけで俺の心が洗われるようだ。
さすが柚子ちゃん。
この可愛らしさは柚子ちゃんにしか出せないだろう。
「た・ち・ば・な・君?」
突然の悪寒と声に慌てて後ろを振り向くとそこには笑顔でニコニコ微笑む遠野さんの姿があった。
ただどうしてだろうか。
遠野さんはただニコニコ笑っているだけなのに何故かすごく怖い。
笑顔の後ろに鬼が見える。
「それよりもさ……さっきの2倍や3倍のルールって何?」
「あぁ、2倍や3倍のルールはこれから説明するよ」
今現在遠野さんがまとっている空気はさながら夫の浮気を知った時の妻のような雰囲気を醸し出している。
俺は何か遠野さんにしたのだろうか。
とりあえず今は説明に戻った方がいいな。
そうしよう。
「ダーツボードの所に赤と青の色がついている円があるんだけど、ここの内側の円が得点が3倍のポイントで外側の円は2倍になるんだ」
「ここに当たると2倍や3倍になるの?」
「そう。例えば20点ゾーンのトリプルの所に入れば60点もの得点が加点されるんだ」
「それってたくさん得点が入ってお得だね」
「でも、初めての人はトリプルを狙うよりはブルを狙った方がいいと思うよ」
「ブルって?」
そう小首をかしげる遠野さんも柚子ちゃんに負けず劣らず可愛い。
よく考えれば俺って今クラスで2番目に可愛いことこうしてダーツをやっているんだよな。
そう考えると今まで以上に緊張してくる。
「お兄ちゃん……続き」
いつの間にかこちらの方をじとっとした目つきで睨んでくる柚子ちゃんが続きの説明を俺に促す。
さっきの足を踏むような直接的な攻撃はないが、このような間接的な攻撃の方が俺にはきくんだよな。
「そうだね。ブルの説明をしようか」
「台の中心の所の黒い部分があるんだけどそこはダブルブルで、その外側の赤い部分はシングルブルっていう所なんだ」
「その部分の得点は何点入るの?」
「基本的にはダブルブルが50点でシングルブルが25点入るんだ。ゲームによってはどちらも50点が入る時もあるけど……」
「でもそれならトリプルゾーンの所を狙った方がお得じゃないのかな? 得点もブルより入ると思うし」
「う~ん、狙うのは人それぞれでだけど俺からすれば始めのうちはブルを狙って投げた方がいいと思うよ……」
「どうして?」
「トリプル狙いだとダーツ台の枠内に入らないかもしれないから少しリスクがあると俺は思う。それにブルを狙った方がはずしてもダーツ台を出る可能性が少なくなると思うし、それに入らなかったとしてもトリプルゾーンに入るかもしれないから俺はブルを狙った方がいいと思う」
俺の話を聞いて「なるほど」と遠野さんは小声で呟いてくれている。
どうやら遠野さんも俺の言ったことに納得してくれたようだ。
これで最初の頃よりもダーツのルールが分かってもらえれば俺もすごくうれしい。
「じゃあさ、とりあえず基本的なルールも確認したしゲームを始めようか。1番端の台ならお客さんに迷惑をかけないし、そこでやろう。もちろん柚子ちゃんもね」
「うん」
俺の言葉に元気よくうなずく柚子ちゃんの表情は今までにないぐらい晴れやかな笑顔であった。
最近テスト勉強ばかりしていたので柚子ちゃんとこうして面と向かって会う機会がなかったからそう思ったんだろう。
こうして柚子ちゃんの笑顔を見るとやっぱり癒される。
そんなことを思いながら俺はダーツをする準備を始めた。
「店長」
「あぁ、どうした?」
「やっぱりあいつはロリコンだと思うんですが店長的にはどう思いますか?」
「奇遇だな。俺もそう思う」
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ルール解説は分かりにくかったらすいません。
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