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狙撃手の日常  作者: 野兎
拠点
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89 面接前

変更のお知らせ前話で気配遮断を取ったことになっているのに思考加速を取得したことになっているとの指摘がありました。

誠に申し訳ありません。

思考加速を取得したということになりました。


 ギルドにつくと俺達のようなギルド申請者がたくさんいるようで、即控室に回された。俺達二人共フードをかぶっているため、何か因縁つけられるようなことはないだろう。


 やっぱり今がギルド設立のブームなんだな。


「それで何か新しいスキルを取ったんですか?」

 今そんな会話してる場合かよ! 面接前だぞ?

 すごく喉が渇く。手汗がにじむ。顔は真っ青で腰は抜けてるだろう。VR内で腰って抜けるのだろうか。精神的なものだから抜けるのかもしれないな。


「そんな緊張しなくても、落ちる人なんてほとんどいませんよ?」

 ほとんど? 俺は1パーセントの結果だってつかむ自信があるぞ。


「当り障りのない回答をしていれば大丈夫ですよ。街を破壊したいとか、経済を支配したいとか、新世界の神になるとか言わなければ」

 そんなこというやつがいるのだろうか。そうだな。うん、横にカラコさんもついていてくれることだし、ここはビシっと決めなければな。頑張ろう。それで何の話しだったかな?


「確か……牧畜と養蜂、醸造と瞑想と気配遮断だな。」

 するとカラコさんが呆れたような顔をする。

「牧畜って普通に取得できるじゃないですか」

 なかったような気がするけど。昨日農作を取ったばかりなのにな。

 そんなこと言われても取ってしまったのはしょうがない。良いじゃん、無駄にスキルポイント使うより。


「瞑想はMPとHPの自然回復速度を瞑想している時のみ上げるスキルですね」

 え? これって瞑想しなきゃいけないの? 俺にあぐらを組んでじっとしてろと?

 できないといったら嘘になる。しかし進んでやりたいものではない。

 それに戦闘中には役立たないな……瞑想してたら浮かんで移動できるとかいうスキルがあれば可能かもしれないが。


「瞑想って言っても何か基準があるらしく、立っててもできる人はできるみたいですよ」

 その基準がぜひとも緩いことを祈る。


「そもそも後衛に思考加速っているんでしょうか」

 前衛かつ後衛のオールラウンダーな俺だからな。


「体感で周りの時間が少し遅くなるってだけで戦闘に慣れたらいらなくなりますね」

 掲示板では前衛必須って書いてあったが。リアルでも格闘家な人達は逆にペースが崩されるようだけど、俺は格闘家でもないしな。しかしメリットより、デメリットの方が多かったら……まあ、その時はその時だな。


「牧畜と養蜂、醸造については知りません。醸造と料理スキルって何が違うんでしょうか」

 確かに。料理では発酵製品は作れないのか?


「酒は大人になってからっってことじゃないのか?」

 料理なんて全年齢対象だしな。もしかしたら未成年は取得できないとかあるのかもしれない。


「蜂ってどこで売ってるんでしょうか」

 金で買えると考えているところが俗物的だな。蜂はどこで手に入るか。それは養蜂家の所に決まっているだろう。


 なんて考えているうちに俺達の順番が来た。


「さあ、シノブさん。行きますよ」

 ちょ、トイレ! トイレ休憩するからログアウト! あっあぁぁーー!

2回も短くてすみません。

明日、明日こそは頑張ります。

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