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狙撃手の日常  作者: 野兎
神の弓は月の形
55/166

54 火魔法との相性

「あ、シノブさん」

「そっちの調子はどうだ?」


 俺達のパーティーは地面に座り込んでおにぎりを食べていた。ここに米ってあったんだな。NPCが作るのは全て洋食だからわからなかった。


「私達は大丈夫です。ジンさん達のところがMPが不足気味で大変みたいですけど」

 残念ながらMPポーションというよくありがちなアイテムはまだ存在していない。だから休み時間とも言えるこの回復時間がつけられているのだろうけど。


「……俺は称号を獲得したぞ」

 そういうワイズさんの口元は仮面で覆われているものの、どことなく嬉しそうだ。そして誰が仮面をつけたんだ。うるさいからか?


「魔導司書だ」

「あれ? 魔王は?」

 俺の予想していたのと違ったな。てっきり魔王になるかと思っていたのだが。


「他に取った奴がいるみたいだな」


 もしかして2つの魔導書を同時に展開していたのは称号の効果かな。今までは手に持っていたし。今も魔導書になにかを書き込んでいる。生産熱心なことだ。俺は絵も上手くないし、そんな細かい作業は見ているだけで頭が痛くなってくるけどな。


「皆さん、称号を獲得して……私だけ称号なしだなんて」

 カラコさんも十分強いと思うけど。


 マッドは泥塊人形という称号。ワイズさんは魔導司書。ヨツキちゃんは狂戦姫。ネメシスは影渡り。そして俺は神弓の射手。カラコさんだけ称号なしだ。


「まあまあ。カラコさんぐらいの人だったらもう一戦終わる頃には称号を手に入れてるよ」

「はぁーっ。頑張ってみます」


 称号を獲得するのに頑張るも何もないと思うけどな。


 というより俺から後一戦やるって言っちゃったじゃん。もうここらで引き上げようって話をしに来たのに。



「前回の戦いはかなり厳しかったですね」


 そう、それ。それを言いたかった。それを言ってもう帰ろうって言いたかった。


「後ろから見ててハラハラしたよ」

「シノブさんのいるところまで来ましたか?」

「来てないけどさ」

「1番注目を集めているアイドルや演奏者の元へ被害が来てないならまだ大丈夫ですね」

 そういうものなのか?

 確かに前衛の壁を越えられていないというのは確かだが。


「私たちのパーティーは目立つので容易に退却なんてできないんですよ」


 俺まだ退却しようなんて一言も言ってないよな。もしかして考えてることが口に出るタイプなのか?! 実は今考えてることも口から出て……ないな。良かった。若年性認知症を疑うところだった。



「そうか。このパーティー1人で百人力だからな」

「シノブさんのファイアショットの連射爆撃。紅蓮隊の人達で再現できてましたよ。精々50人力ぐらいです」


 50人力って微妙だな。いや、俺にはまだ使いたくないブースト機能がある。

 それさえ使えば百人力だ。


「俺も紅蓮隊みたいに前で戦おうかなー」

 そう言うとカラコさんが信じられないような顔をしている。


「てっきりシノブさんは遠くから爆撃をして人がゴミのようだ! とか言ってるのが好きなのかと思ってました」

 酷いな。確かにゴーグルつけてるけど。滅びの呪文かけられたら割れて目に入りそうだけど。


「それは心外だ。俺だって男の子だ。時には体を動かしたいんだよ」

「あー、ゴーレム相手に狂ったように剣を振るってましたね」

 さっきから酷いな。狂ったようにとは何事だ。ただストレス解消に使っていただけなのに。


「鎧もあるから大丈夫だと思いますけど。前で戦いたいならワイズさんの許可を得てくださいね」

 思ったより簡単に許してくれたな。遠くから弓射ってるだけって飽きるんだよな。やっぱり色んな魔法を使いたい。


「……後ろにいて楽しめないなら来たらいい」

 そういえばこの人もゲームは楽しまなきゃ損っていう人だったな。

 魔法陣を書くのも好きみたいだし、この人が1番楽しんでそう。ヴィルゴさんも、だけど。


「なら、よろしく」

「シノブゥー。聞いたぜ。例のスキル。本っ当変態だな。もう壁の狙撃手やった方がいいんじゃねえか?」

 ネメシスゥーー!!


「……何のことだ?」

「ワイズはまだ知らなかったかー。どうしようかなー。教えてあげてもいいんだけどなー」

 一体どこまで広がってんだ。てかヴィルゴさん口軽すぎ。


「…………ネメシス。それを知った以上生かしては帰らせない。これ以上俺が変態という汚名を広げさせないために」

 怒った時のヴィルゴさんを再現しようとしてるが、変なオーラも出ないし肌がピリピリするような殺気もでない。あれって何のスキルなんだろう。


「悪かったって。ただの冗談だよ。そして前衛で魔法を使うつもりならそれ専用のスキルを取った方がいいぞ。魔法同時起動とかな」

 そう言ってネメシスは逃げていった。魔法同時起動か……。そんなものがあるのか。

 遠いな。


「……魔法同時起動もいいが、魔力操作もいいぞ」

 そういえばこの人魔力操作について何か語ってたような気がする。


「魔力操作は……魔法の威力、展開する時間など……主に魔法全般に干渉できるスキルだ」

 そんなの凄すぎるじゃないですか。どれどれ……10ポイント。

 安いな。安すぎると人は不安になる。ただより高いものはない。



「それでデメリットは?」

「……使いこなせれば強い」

 使いこなすのが難しいのか?


「……本を読みながらテレビを見るということだ」

 多人数プレイのゲームを1人で遊んでいたことがある俺には簡単すぎることだな。一般的に女子は一度に複数のことができて、男子は1つのことにしか集中できないというけれど。それは育ちの差だと思う。俺みたいに昔からぼっちだった人に言わせりゃそんなの楽勝さ。



《スキル【魔力操作】を取得しました。残りスキルポイントは2です。スキル欄が限界なので控えに回されました》


「よし、取った」

「……そうか。実戦前に練習したほうが……いいぞ」

 そうだな。土魔法を育てたいから土魔法でやるか。


「ストーンバレット!」

 石つぶてが飛んでいく。思わず発射してしまった。

「ストォォンバレットォォ」

 グッ、発射されてない。手の上に石のつぶてが出てる状態だ。そしてこのまま左手で……。


「もういっちょ! ストーンバレット」

 左手のができたと同時に両方とも撃ち出された。



《行動により【魔力操作Lv2】になりました》


 実戦でできるかな?


「シノブさん許可もらえましたか?」

「ああ、貰えたよ」

「土魔法を使っていたようですが」

 カラコさんに相談してみようかな?


「実はかくかくしかじかで」

「面倒くさがらないでちゃんと言ってください」

 いつもみせる洞察力はどこにいったのだろうか。今俺の近くに来たのだから逆に理解してたら恐ろしいけど。


「魔力操作を取ってさ。魔法を2つ同時に使いたいんだけど、それが難しくってさ」

「ああ、私も最初は思考加速に振り回されましたよ」

 思考加速ってどんなスキルなんだろう。頭が良くなりそうだけど。


「時間の流れが遅くなるような感覚です。自分の体も勿論遅くなるので焦れったくて」

 それってかなり便利そうなスキルだな。敏捷が伴ってなければわかってても被弾するってのがありそうだけど盾を持ってたら、それも解消されるし。

 スローモーションな空間なんてあまり体験したことないから慣れるまでが大変なんだろうけど。


「最初は思考加速に頼りきりだったけど最近では使わずに済むようになってきて」

 どういうことだ? 戦闘に慣れてきたってこと?


「要するにシステムで補正がかかっていたのが、プレイヤー本人のスキルになるということですよ」

「……プレイヤースキルが高いと補助スキルは……一切必要なくなり……ステータス上昇だけのスキルを選ぶことになるのが多い……ヴィルゴが良い例だ」

 確かにヴィルゴさんがスキルを発動させてるところを見たことないな。回復魔法はよく使っているけど。


「……スキルの補正なしで魔法を編集できるものもいる」

 そんな人もいるのか。意志の力というやつかな?


「どっちにしろ今のところは練習あるのみだ。スキルの補正なしで魔法を維持するだけなんてできないしな」


 何か引っかかるな。さっきみたいに集中して魔法を維持していたことがあったような気がする。


「ファイアボール」


 こうして火の玉を手の平に生み出して……。


「ごべふっ!」

 腹に叩きつけられた火の玉で俺は真後ろに倒れた。

 鎧のおかげがほとんどダメージはないが、発射した反動と当たった時の衝撃だ。


「シノブさん!?」


 思い出した。俺が掲示板で火だるま男とか呼ばれるようになった一件。あの時俺は火の玉を発射せずに向きを変えて自分の腹に叩き込むことに成功していた。

 あの時の感覚だ。

 あの時はできると信じて疑わなかった。発射したら衛兵に捕まると思ったから、普通に火の玉を維持できた。


「大丈夫ですか?」

「ああ、何かを掴めたかもしれない」


 カラコさんの手は借りずに起き上がる。俺が重い鎧を着ているから……と思ったのだが、カラコさんは筋力に相当振ってたな。多分俺でも余裕で持ち上げられるだろう。



「……さすがだな。自らの腹に……叩き込むのはよくわからんが」

 それには触れないで欲しかったな。


 よし、やるか。



「ファイアボール」

 俺の右手に火の玉が現れる。

 ゆらゆらと揺らいでいるが、手の上から出て行くことはない。


「ファイアボール」

 左手にも火の玉が現れる。これを右手に移して……。


 右手の上に2つの火球が揺らいでいる状態になった。



「凄いです。シノブさん!」

 フハハハハハ、褒めろ褒めろ。もっと褒めろ!


 俺が集中を切らしたのが悪かったのだろう。2つの火球は勝手な方向へ飛んでいった。1つは地面へ。そしてもう1つはワイズさんのところへ。



「ワイズさーん!!」

「メディーック! 重傷者1人! メディーック!」



《戦闘行動により【魔力操作Lv3】になりました》


 駆けつけてきたヴィルゴさんによってワイズさんは事なきを得たが紙装甲すぎだろ。いや、俺の魔法が強かったのか?

 それとも後衛ってこのぐらいが普通なのだろうか。後衛に魔法が飛んでくる事だってあるだろうに。全体攻撃魔法とかどうするんだろう。



「今度から……人のいない所で練習すべきだな」

 その通りでございます。誠に申し訳ありません。


「不幸な事故ですよ」

 カラコさん。それ被害者以外が言っちゃいけない言葉だと思うの。



「しかしワイズさんの犠牲もあって俺の魔法はさらなる進化を遂げた」

「俺の犠牲が……必要だったのか?」

 必要……だった。そう信じよう。


 しかしさっきの方法を使えば、戦闘前に魔法を蓄えて撃つということが可能なんじゃないだろうか。


 今の所ファイアボールでしか成功していないが。

 何故かストーンバレットだと上手くいかない。発動が速いからか?


 他にできそうな魔法はあるかな。手の上で発動しない系魔法はどうやってやるのかさえわからないし。魔法同時起動とかだったら、考えなくてもできるんだろうけど。


 ファイアソードはどうだろうか。

 ファイアソード二刀流。かっこいいぜ!



「ファイアソード」

 俺の手に炎の剣が現れる。そもそもこれって維持に何の意志も必要ないじゃん。

 そういえば魔法を編集できるって言ってたな。この炎の剣をどうにかして変質させられないだろうか。


 例えば槍とかに。


 槍、やり、ヤリ、スピア。

 うん。無理だな。形を変えるとか俺にはハードルが高すぎた。

 まずは火力アップに挑戦してみよう。


 燃え……燃え上がる感じ、燃えろ……燃えろ……萌えろ……。

 この炎の剣を擬人化させるとどうなるのだろうか。炎だから激情家。刀を擬人化させた乙女ゲームとかあったな。擬人化って夢だよなー。助けた鶴が可愛い女の子でー、とか。狐耳のお嫁さんとか。俺はケモナーじゃないが、人化できる狐とか狐の姿を望む人もいるだろう。正体がバレて帰っていく昔話はたくさんあるが、『そのままでいい! 君のそのままの姿が好きなんだ!』とか言って引き止める奴がいなかったのは謎だ。昔から変態だった日本人なのにどうしてだろう。


 俺の信念が伝わったのかはわからない。

 結果を言うと。

 剣が擬人化した。


 擬人化。

 剣。

 幼女。



「ふざけんな運営ぃぃぃいいいいい! これはギャルゲーかコラァーー!!」


 一体俺が何をしたっていうのか。確かにゲームをやってるような人に特殊な性癖の人が多いのはわかる。

 でももう良いんです。ぺったんこはもういらない! 求む。年上巨乳お姉さん。


「シノブさん一体何したんですか!?」

「いやいや、俺にもわからん。いつの間にか手の剣が消えたかと思ったら目の前に炎の女の子がいただけだ」

 カラコさんもオロオロとしているようだ。俺も何が起こったのかわからずに混乱していたが、カラコさんが狼狽えている姿に冷静さを取り戻した。


「カラコさん。落ち着け。目の前に擬人化したと思われる人がいるんだ。話を聞けば良いだろう」

「そ、そうですね」

 まず剣が擬人化したというのが突拍子もない考えだ。ファイアソードの効果時間が切れて、何か炎っぽいコスプレをしている人が来たというのが事実だったりするかもしれない。


「こ、こんにちは?」

『こんにちはお兄ちゃん!』

 うわああああああああああ。

 ここまで理性を崩壊させる存在はないだろう。所々に見える鱗と尻尾と燃えてる体が気になるが、抱きしめたくなる可愛さだ。やばい妹欲しい。妹萌えはやはりあった。

 俺たちの心の中にだけじゃない。VRでは不可能なこと可能にできるVR技術万歳! ありがとう。開発者の皆さんありがとう。


「し、シノブさん!? 何の精神攻撃を食らったんですか?!」

 感激で目の端を濡らす俺を何かの精神攻撃を食らったと勘違いしたようだ。


「はははっ。大丈夫だよ。ただ世界の美しさに感動しただけだ」

「絶対大丈夫じゃありません!」

 相変わらず酷いな。


『私は炎! 呼ばれたから来たよ!』

 炎? 一体どういうことだ? このゲームで炎はロリなのか?


「呼んだってシノブさん何やったんですか?」

「いやいや、何もしてない! 冤罪だ! こんなの犯罪まっしぐらじゃねえか」

『お兄ちゃんは半分だけだけど。契約しよう! 契約! 契約!』

 状況がカオスになってきた。もう一体何が何なのかわからない。


 すると俺の影からぬるっとネメシスが出てきた。

「なーんか暑いと思ったら。こんなところに火の精霊が」

『こんにちは。影の精霊さん!』


 誰か今何が起きてるか説明してください。意味がわからない。

 というよりもうすぐ次の襲来が来そうな気がする。


「精霊は精霊魔法が使えなきゃ呼び出せないはずだけど。シノブは何やったんだ?」

 俺にも何が起きたからわからない。


「……今は情報が少なすぎる」

 ワイズさん! そうだよね。与えられる情報が俺のキャパティシーを越えてるよ。


「三行でまとめると、

 シノブさんが何かの手違いで炎の精霊を呼び出してしまって。

 この子は炎の精霊で。

 契約と呼ばれる何かをしたがってる。

 ってことですか?」

「エグザクトリィ!」


 そもそも精霊って何?

 炎の精霊って熱くなれよ! の人ぐらいしか心当たりない。あれは太陽神だっけ?


「精霊はプレイヤーの精霊とNPCの精霊がいるが本質は同じ。契約に基づいて力を発揮できるタイプの魔力の塊だ」

 意味がわからない。契約って悪魔みたいに魂をもらっていくみたいなこと?


「精霊魔法ってのをカンストさせると各種の精霊と契約できるって話だ。それをシノブは何らかの方法で超越しちまったってことさ」

 意味がわからない。何でこんなことになったんだ?


「……幼女のことでも思い浮かべていたのか?」

「違う!」

 それは否定しておかなければ。



「精霊と契約できる種族は限られてる。エルフは良くて、ダークエルフはダメというようにな。シノブは半樹人だろ? だから契約できるんだ。本っ当に意味がわかんねえ。こんなことがあっていいのか?」

 精霊魔法がどんなものかわからないが、祈っただけで契約できなら恐ろしいことだろう。精霊魔法の意味がなくなる。


『契約! 契約!』

「……とりあえず契約してみたらどうだ?」

「このままじゃ何もわからないですしね」


 なんか嫌だなー。幼女と契約とか。ロリコンみたいに思われる。


「じゃあ、契約しようか」

『やったー!』

 目の前の女の子が光って小さな宝石に姿を変えた。


《エレメント【火】との契約が完了しました。名前をつけますか?》


 なんじゃこれ。

 精霊じゃなくてエレメント?


「火のエレメントとの契約が完了したって出てきた。名前も決められるって」


 ざわざわとエレメントについて話し始めるが、早急に決めなければいけないのは名前の方だ。


「イフリートとかどうでしょうか」

「いや女の子にイフリートとかはね……」

「サラマンダーから取ってサラとか」

「もっとファンタジー色強い名前がいいなぁー」

 そういえばあの子にはトカゲの尻尾もあったし、鱗も所々にあった。サラマンダーの擬人化。というやつなのだろうか。

迦具土神カグツチノカミから取ってカグノちゃんとか」

 どんな漢字書くんだよそれ。てか何処の神話の神ですか? 何でそんなに詳しいの?


「カグノ、カグノ、カグノ……カグノでいいか」


 カグノと入力する。


《認証されました》

《クエスト【エレメントと契約をしよう】がクリアされました。報酬 精霊石の指輪》


 久しぶりにクエスト見たな。てかクエストがあるってことは誰にでもできるんじゃね? 精霊と契約できる種族が魔法を発動させながら、擬人化っぽいことを祈る。

 指にカグノがなった赤い宝石の入った指輪がされる。


 周りがざわついているな。


「……1週間以上も新要素が見つからないとは……」

 そういえばクエストクリアのインフォってパーティー内で共有されるんだっけ。


「これって私でもできるんでしょうか」

「精霊魔法が取得できる種族のみが契約できるとしたら、作り直す人が大量に出てきそうだな。運営もヒントでも出せよ……」


 まだわからないけどな。

 そして休み時間であるこの時間結構疲れた。



 そしてざわざわと揺れている森。


 こんな状況だが、4回目。始まる。



ありがとうございました。

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