掲示板回その2
次はないと思っていた掲示板回です。
掲示板ネタって難しいですね。
【誰か】ギルドおすすめスレ80会合目【俺をギルドに】
184.名無しの剣士
>>179
地雷乙
185.名無しの魔法使い
>>179
地雷はオフゲーでNPCと戯れてろ
186.名無しの弓術士
地雷はともかく神弓の射手ってなんなの?王都の時も前に出てたけど、そのギルドの人はあんま見ない
187.名無しの戦士
>>186
仲が悪い魔王×2が何故か手を取り合って作ったギルド
188.名無しの戦士
>>186
あそこ自体は小規模ギルドだけどあの傘下に大量のギルドがあるからな……
正義の剣とか、修羅の集いとか、暗殺ギルドとか、後生産者方面にも顔が聞いたりするし
普通に暮らしたいなら関わらない方がいい
189.名無しの騎士
>>186
あそこはプレイ時間が圧倒的だからそれについていける人なら勧める
190.名無しの弓術士
よくわからないけど凄いギルドなのか……
ありがとう
191.名無しの忍者
>>186
強い女の子が好きなら凄い好みの人がいると思う
192.名無しの無職
無職なんですが、誰か雇ってくれませんか?
193.名無しの研究家
>>192
ハロワに行ってきなさい
【もう】スキル検証所【疲れたよ・・・】
1.名無しの検証人
マスクデータを解析することを目的としたスレです。
皆様お静かにお願いします。
今までの情報まとめはWikiにあります。
2.名無しの無職
>>1乙
諦めんなよ!
そして検証人wwww
3.名無しの呪術師
>>1
検証人とか公式公認お疲れ様でした
4.名無しの調薬師
棒術のアクションスキルの【高飛び】ってどうやって計算されているのか調べてくれませんか?
敏捷振りドワーフでの空中戦ができるのかどうか知りたいです
5.名無しの検証人
>>4
了解しました
6.名無しの炎術師
精霊魔法を魔法分解で分解してみたら魔力を大量に放出しながら爆発したんだけど
7.名無しの盗賊
>>6
やったことあるけど、空間魔法でゲート指定をギルド地下にすれば魔力は爆発を起こさないで吸い込まれる
精霊は精霊って形じゃないと暴発するみたい
敵として出てこないことを祈る
そして動画つ(movie)
8.名無しの漁師
>>7
虹みたいで綺麗だな
9.名無しの精霊術師
>>6.7
精霊たんを爆発させるとかお前ら悪魔だな
10.名無しの忍者
>>7
ゲートでギルド地下指定しても入れないみたい。真っ黒な空間が広がってるだけ
これはバグなのかな?一応報告しとく
11.名無しの治癒術師
>>6
PKに襲われて勝てない時とかの自爆用に良さそうだな
12.名無しの戦士
>>6
精霊の俺、死亡
12.名無しの槍使い
>>11
人間が最強ってはっきりわかんだね
13.名無しの重戦士
>>12
人間は空を飛べないから弱い
14.名無しの騎士
>>13
風魔法……
15.名無しの検証人
関係ない話は避けてください
16.名無しの白騎士
>>15
はーい
星宿る町ソレイド情報局
86.名無しの召喚魔導師
北部山岳地帯のボスは未だ攻略者が現れていないから、あるとしたら東の森なんだよなぁ
87.名無しの侍
>>86
何回目の議論だ
森の中にあるあの巨大なロボットが気になる
あれって各地にある神殿?とは違うんだろ?
88.名無しの緊縛師
>>87
ロボットは別の関係っぽい情報はある
星宿る町っていうから絶対天空都市。飛行可能じゃないといけない町だって信じてる
89.名無しの風術師
星宿る町だから夜にしか出現しない天空の町か
90.名無しの剣士
>>89
毎日ナイトフライトしているけど見たことないな
条件を満たしてないといけないって感じで隠されてるんだと思う
91.名無しの鍛冶師
どうやって隠されているのか
魔眼で見えないなら魔法じゃない技術かもな
92.名無しの付与術士
最近はそれの話題ばっかりで嫌になるなー
93.名無しの暗殺者
怪しいやつらを片っ端から捕まえてるけど、情報はなし
どっかのギルドで隠してるのが確定だと思う
94.名無しの調教師
>>93
物騒なことになってるねぇ
私はギルド未所属だから大丈夫だけど
95.名無しの禁呪術師
>>94
あなたの職業の方が驚きだ
【アイテム】アイテムについて語るスレ128瓶目【くれ】
243.名無しの薬剤師
薬系は本当に個人での差が激しい
NPCからの好感度上げて教わらなきゃいけないものとかあるし
一度、全ての調薬スキル持ちが集まってレシピ交換会とか開きたいんだけど・・・
244.名無しの硝子職人
>>243
ギルド内でレシピを隠してたりするし、そのレシピの価値がわからないで露天で売ってる人もいるから
一度そういうのを開くっていうのは良いと思うけど秘密主義の生産業界でそれが通用するかどうか
245.名無しの鍛冶師
今のところって
ポーション系しか作れてない人も多いみたいだけど
質問コーナー
『人生最初からやり直したら?』とは俺にあった多くの人が発する言葉である。ほとんどの人がこの言葉を発する時に思っていることは呆れだろうが、私はそれを断じて認めない。認めてしまえば私の今までの生活が全否定されてしまうからだ。ポジティブシンキングだ。そう、『人生最初からやり直したら?』という言葉には俺のまだ見えぬ才能を感じ取り、過去から自らを高めていたら今頃とても立派な人になっていたはず。今からでも遅くないさあ、変わるんだ! という真意が隠されているに違いない。
冷静になってはいけない。ただひたすらテンションを上げて。前に進んでいくしかないのだ。
気づけば俺は真っ白な世界にいた。VR機器の故障か、はたまた俺の脳神経が多大なる電気に耐え切れずイカれてしまったか……。
冷静沈着、または何も考えていないとよく言われる俺だが、このような異常事態に陥った時にこそ人の真価は発揮されるのである。この現代日本で異常事態が起きるとも思えないというのが一般論であろうが、どうだ見ろ! やっぱり異常事態起きたじゃねーか。
などと荒ぶっても状況は好転しない。
責任者はどこにいるのか。問い合わさなればならない。
俺は結論を出した。
考えても結論が出ないので、取り敢えず座っておこう。
暇だ。
俺が着ているのはただのジャージ。別に何か機能がついているわけではない。俺は機能性と着心地であれば着心地を選ぶ。しかし着心地を選んだことをこれほど後悔したこともない。
「おーい」
一体どうなっているのだ。神が出てくるわけでもない。責任者が出てくるわけでもない。
このまま俺はどうなるのだ。
と思った時に俺の目の前に一枚のはがきが落ちてきたではないか。
奇怪千万。
ここが死後の世界ならばはがきが落ちてくるのはおかしい。俺はどこかの宗派に属しているわけではないが、死後はがきが落ちてくる世界というのは聞いたことがない。
そしてここがVR世界だということを考えても意味がわからない。このはがきに何の意味があるというのだ。
俺がそのはがきを手に取ると文字が浮かび上がってきた。
「読者の質問コーナー?」
目の前に段ボールが落ちてきた。危ないところだった。俺が後一歩進んでいれば頭に当たり死んでいたところであった。
まあ、この世界で死を気にするということ時点で何か間違っているような気がするが。
その中には大量のはがきがあった。
いつもならこの時点で読むのをやめているのだが、今は暇だ。
少し読んでみようか。
「なんでこんな無能が女の子に囲まれて良い思いしているんだ……か」
これは俺の人徳とも呼べるだろう。
ひたむきに女の子を尊ぶ心。これさえあればモテずに悩んでいる諸兄らも見事に女の子に囲まれてもてもてな生活を送れるということを保証はしない。挑戦するなら自らの責任で行ってほしい。
ただ女の子に囲まれて良い思いをしているという点については反論したい。
軽佻浮薄なハーレム主人公ならよかろう。しかし純愛というものを信じるこの私にとって周りに何人のおなごがいようとも関係ない。ただ運命の人であろう一人を探し求めるだけだ。そして運命の人が誰かわからぬ今、多くの女性の好感度を上げておくというのは俺の信念に反することはない。
女性は多くの場合集団生活を営む生き物なのだ。このようにして俺が紳士的な男だということが多くの女性が知ったのならば、俺の人生もバラ色に変わるだろう。
いや、今までの生活がバラ色でなかったとは言わない。女の子に囲まれた生活。これまで俺がそんな生活を送ったことはあっただろうか。
今も現実は悲惨なものだが、この調子でたくさんの女の子と話し合い、社交性を身につけた未来では俺は多くの人脈を築き、満ち足りた生活を送っているだろう。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああ!!」
誰かの叫び声が聞こえる。
具体的にいうと上から、一体誰が……。
刹那、俺の首に圧倒的な重力が襲いかかり、俺のブレインである脳とボディである体が切り離された!
血しぶきが飛び散る中、俺が最後に見たのは地面に突き刺さっている人間と崩れ落ちる自分の体だった……。
ギロチン刑というのは案外残酷なもので、斬られた後も数秒は脳が動いている。要するに生きているらしい。その時何を思うのかは俺の中での永遠の疑問であり、その疑問が解消されることなどこの人生の中で経験したことがないと思っていたが、今日、幸か不幸か、経験してしまった。
とんでもない初体験をさせてくれたものだ。
どこのどいつか知らないがたっぷり責任を取ってもらいたいと思う。
生きているか死んでいるかわからないまま地面に垂直に突き刺さっている人間というのは過去に流行った斬新な現代アートのようでとても不気味だ。
頭が斬り落とされた俺が大丈夫なのだからこいつも大丈夫だと思うんだが……。
……こいつ女だ!!
待て待て待て。冷静になるんだ俺。見知らぬ女性が空から落ちてくるついでに俺の首を斬り落として地面に刺さっているなんてなんてこんなラノベ展開あるか!
このまま家に来て同棲を始めるなんてことになりたくないぞ。人の首を斬り落とすほどに鋭利な頭をした人間と一緒になんか住みたくない。
二次元の人は大好きだが、頭だけ二次元の人なんて俺は認めないぞ!
さっきまで突き刺さったままピクリとも動かなかった人間が、手を動かし始めていた。
「まずい。非常にまずいぞ」
この生物が俺と敵対関係にあるのかどうかはわからない。しかし俺の首を斬り落としたということは最初から友好的に話し合えるわけはないだろう。
なぜなら俺が慰謝料を請求するからだ。
断固としてこの罪は償ってもらわなければならない。しかし顔面二次元星人は少し怖い。
俺は取り敢えず段ボールからはがきを一枚取り上げる。
段ボールを持ち上げなかったのは主に俺の筋力の問題だ。それに段ボールには持ち手がついていないからな。
地面にヒビを作りながら頭を抜こうとしている謎の人間。
それを見守る俺。
首が出てきている謎の人間。
それを見ることに飽きてきた俺。
「暇だな……」
またはがきには何か書かれている。
イェイツ夫妻とイェンツ夫妻ってどっちが正しいの?
これは俺にも謎だ。そんな些細なこと、わざわざメモを取って覚える必要もないし、別に奥さんの方も特別美人というわけでもない。目の前にしたら思い出すだろう。
「ウサギに追い回された挙句、穴に落ちてその先にはシノブさんがいるってどういうことですか……」
カラコさんじゃないか。一体全体どういうことだ。
「あっ! 顔面だけ二次元の人間はどこに行ったんだ!」
俺がはがきに気を取られている間に消えてしまった。
「なんですかそれ? そしてここはどこですか?」
カラコさんがここにいるということはGWO関係の何かの不具合か。それとも何かの夢かのどちらかだな。
「俺にもわからない。気づいたらここにいて段ボール箱が落ちてきて、そして落ちてきた誰かに首を斬り落とされて今気がついたところだ」
首を斬り落としたことについては触れないことにしよう。
大体誰が斬り落としたのかわかったが触れないようにしたほうが幸せだ。
カラコさんも俺と同じような部屋着を着ているだけだ。
簡単にいうとパジャマだ。
パジャマを着ている人間を目にするなんて思いもしなかったな。よほど育ちが良いのか何なのか。
ウサギ柄の可愛いパジャマを着ていることについて詳しく問い詰めたいが、本人は自分のかっこうに気づいてなさそうだから触れないであげるのも優しさだろう。
こんな非常事態な時でも冷静な紳士さを忘れない。それが俺の紳士力だ。
「シノブが気持ち悪い。見るに耐えない。どうにかしてくれ……って書かれてますよ?」
カラコさんは適応性が高いのか、頭を打っておかしくなったのかわからないが、とりあえず現在の状況に納得してはがきを見ている。
まだこんな誹謗中傷コメントがあるのか。全く、俺のどこがどう気持ち悪いのか。
気持ち悪いという自分の心は気持ち悪くないのかと問いただしたい。俺に会ったこともないのに偉そうなことをいうやつだと思う。
「確かに気持ち悪いですね。時々一人で笑ってたり、女の子を見る目にゾッとしたりします」
……うん。
何かポジティブなことを書いてくれているはがきはないのか。
カラコさんが色々取り出しているが、カラコさん可愛いとかハーレムうらやまとかは書いてあるものの、俺に対する褒め言葉何一つ書いていない。
「シノブさんへのお手紙ありましたよ?」
俺に見る勇気はない、が。カラコさんが選んでくれたものだから酷いことは書いていないだろう。ここまでダメージを負っている俺をどうにかしようというほどカラコさんも酷い人間ではないはずだ。
「シノブさんも頑張れば彼女できる……ってことが書いてあります」
え? マジで? ちょっと見なおしたよ。そしてそれはもちろん女性からの手紙なんだろうな。
多くの人にコミュ障、気持ち悪い、ゾッとするなど根拠のない批判を浴びせかけられてきた俺だが、その俺の本質を見ぬいてくれる人が出てきてくれるとは……。世間にも中々やる人がいるんだな。
「ただしゲームをやめて、社交的にすれば……と」
はい。来ました。リア充からの上から目線コメント。
キミ、地は良いからちょっとオシャレにすればモテるんじゃないかな?
知らねーよ。カタカナばっか使いやがってこの野郎。社交的に女の子と話し合い、おしゃれで清潔感を出せば彼女ができるなんてこと言ってるんじゃねえよ! 学生時代の時は制服だから服のセンスなんて関係ないし、服のセンスなんて関係ねえんだよ!
俺が学生の時は毎日2回風呂に入り、清潔感溢れる短髪、高身長、常に強者のオーラを纏っている、等々のアピールポイントがあったが女子から話しかけられたことなんて一度もねえぞ!
生まれ持ったもんはどうしようもねえんだ!!
「つい荒ぶってしまった……」
「私にはわかりませんでしたが。頑張ってください」
適当な返事だな、おい。
「シノブさんのいい所を語ってくれというお手紙が来てますね……」
カラコさんの前に積み上げられたお手紙の中、俺への批判批評でほとんどが埋め尽くされていて、俺のライフは0になりかけていたが、カラコさんの一言で復活した。
「ワクワク」
「そう露骨にワクワクしないでください」
そうか。期待して落とされるというのは今までにも何度も経験した。期待せずに静かに座禅でもしていよう。
「シノブさんのいい所ですか……面白いところ……じゃダメですか?」
「おう。ありがとう」
悲しいなぁ。
俺が俺の長所を語れるかというとそうでもないのだが、長所が思いつかない時に使われる褒め言葉ランキング1位の『面白い』を使われるとは……。
少し俺も男気というか、何か優しさとか、そういうものを見せた方がいいのかもしれないな。
カラコさんがそのはがきを段ボールの横に置いた時、段ボールから凄まじい光が放たれた。
と気づけばここは自宅。明晰夢というやつだったのだろうか。殺風景な部屋を見ていると何か寒気がしてくる。
俺のライフをすり減らすだけのあの夢に俺の記憶のフィードバックや何かが詰め込まれていたのだろうか。
「自己批判も大概にしておかなねばな……」
飯食って、ゲームするか。
今日も忙しくなりそうだ。
イェイツ夫妻のことについて謝らせて欲しくて二人に茶番をやらせました。
作者のミスです。申し訳ありませんでした。




